セリーナ、ラケット破壊に“伝説の女王”が苦言「私は子供が見ていると考えていた」
セリーナのラケット破壊に苦言「私も何度も粉々にしたいと思った。でも…」
ゲームを失った瞬間のラケット破壊については「私も現役時代に何度も自分のラケットを粉々にしたいと思った。でも、その時は子供たちが見ていると考えた。そうすることで、渋々でもラケットを収めていた」と女王の流儀を説明。セリーナが04、09、11年の全米オープンでもコート上で騒動を起こした経緯とともに、今回の行動で大坂が被害者となったことも指摘している。
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「(審判との)長い衝突の後、試合は再開となった。ナオミ・オオサカは彼女自身にとっても日本にとっても初のメジャータイトルだったが、こんなドラマとブーイングの攻撃の中で優勝を勝ち取った。私の見る限り、こんなグランドスラム決勝を見たことがない」
前代未聞の決勝と振り返る一方で、「ウィリアムズさんは試合後に確かにオオサカさんに素晴らしい態度を見せた。真の王者とも言えるかも知れない。オオサカさんの試合中、そして、試合後の振る舞い方こそが、本当の意味で感動的だった」と新女王・大坂の人間性を高く評価している。
セリーナは表彰式でブーイングを止めるよう、観衆に訴えたが、そもそも異様な状況を生み出したのはセリーナ自身。セリーナファンで埋め尽くされたスタンドの完全アウェーの雰囲気にも打ち勝ち、栄冠を掴み取った晴れの表彰式では涙ながらにファンに謝罪した。誰も真似できないナオミの流儀にかつての絶対女王も称賛を送っている。
(THE ANSWER編集部)