イ・ボミが「まだ若いんだから」と鼓舞 2位発進の後輩ソンウが感謝「温かく包み込んでくれた」
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日が19日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算2勝の韓国ぺ・ソンウ(大和地所)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの2位発進。今週で日本ツアー引退となる韓国の先輩イ・ボミ(延田グループ)から発破を掛けられたことを明かした。尾関彩美悠(JFEスチール)が5アンダーで単独首位。観衆は3446人。
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日が19日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算2勝の韓国ぺ・ソンウ(大和地所)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの2位発進。今週で日本ツアー引退となる韓国の先輩イ・ボミ(延田グループ)から発破を掛けられたことを明かした。尾関彩美悠(JFEスチール)が5アンダーで単独首位。観衆は3446人。
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29歳のぺ・ソンウが先輩に花を添えるプレーを演じた。インスタートの前半に2つ伸ばすと、後半1、3番でもバーディー。5番で1つ落としたが、8番パー5の第3打を1メートルにつけて1つ伸ばした。大会前には2015、16年賞金女王のボミと練習ラウンド。この日の取材は通訳不在だったが、先輩と同様に「日本語で頑張る」と自分の言葉で対応した。
「『まだ若いんだからたくさん頑張ればいいんじゃない?』と言ってもらいました。久々に一緒に回れて幸せ。『最後の練習ラウンドだからね』と言われて、心がシーンって(寂しく)なりました。コースにはいなくなるけど、それ以外では会える。『一緒にディズニーランドに行くなら、飛行機ですぐに行けるから』って」
ボミとの思い出は、キム・ハヌルら日本ツアーを戦う母国の先輩プロたちと食事をしたこと。「いつも笑顔。温かく包み込んでくれる選手でした」。支払いはプロ通算28勝のボミ。「カードで全部払ってくれた。大きな先輩に見えました」と少し拙い日本語ながら、感謝を口にした。
「どんどんお姉さんたちが(引退して母国に)帰って寂しい。でも、もっと幸せな人生があるはずだから。ちょっと寂しいけど、これからの幸せを願っています」
前週、自身は休養に充てた。しかし、日曜に階段で足を滑らせて転倒。反射的に手すりを掴んだが、体を強打したという。「大変でした。お尻とか全身が痛くて」と苦笑いしつつ、トレーナーのケアを受け「今は大丈夫。たぶん、体は強い方。スイングも大丈夫」と影響は否定。「心配があったけど、結果とか何も考えずにやったらいい結果でした」と1打に集中した。
ボミは11オーバーの107位で大きく出遅れ。4年ぶりの優勝で先輩の花道を飾るためにも上位キープを目指す。
(THE ANSWER編集部)