イ・ボミ、日本最終戦は+11の107位発進 苦しい内容も観客は「ここから!」と励ましの声
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日が19日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。韓国の2015、16年賞金女王イ・ボミ(延田グループ)はバーディーなし、8ボギー、1トリプルボギーの83で回って11オーバー。ホールアウト時点では暫定107位。全組が競技を終えて順位は変わらなかったが、日本ツアー引退試合で大ギャラリーを集めた。
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースの初日が19日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。韓国の2015、16年賞金女王イ・ボミ(延田グループ)はバーディーなし、8ボギー、1トリプルボギーの83で回って11オーバー。ホールアウト時点では暫定107位。全組が競技を終えて順位は変わらなかったが、日本ツアー引退試合で大ギャラリーを集めた。
最後の雄姿を見届けようと、早朝から多くのファンが駆け付けた。午前8時の練習中の時点で「イ・ボミ ありがとう」と応援タオルを掲げる人も多数。本人が練習場に現れると、「頑張って」と声援が飛んだ。ボミは上田桃子(ZOZO)、小祝さくら(ニトリ)と同8時30分に10番からスタート。温かい拍手を背に、約300人のギャラリーを引き連れた。
苦しいプレーの中でも懸命に前を向く。出だしの10番から3連続ボギー。飛距離が落ちたことで、第2打はアイアンではなくスプーンを使う場面が目立ち、ピンに寄せる機会が減った。それでも、13番は約5メートルのパットを入れ、この日最初のパー。ギャラリーから「ここから!」「ナイスパー!」「ありがとう!」と労いの声やエールを送られた。
これまでの栄光を紹介する特設ブースにはファンが絶えず、グッズ売り場も賑わった。お手製の横断幕やうちわを持ってパワーを送る人も。後半から巻き返したいところだったが、ボミは3連続ボギー。さらに5番パー4でトリプルボギーを叩いた。10オーバーまで落とし、7番でもボギーを叩いたが、最後まで観客から後押しを受け続けた。
韓国ツアーの賞金女王として2010年に日本ツアー予選会を受け、11年開幕戦から参戦。15年に7勝で国内男女両ツアー史上最高賞金額(2億3049万7057円)を稼ぎ、翌16年まで2年連続賞金女王に輝いた。日本ツアー通算21勝、プロ通算28勝を誇る35歳。今週は、賞金女王になった時代を支えた日本歴代最多40勝の清水重憲キャディーと再びタッグを結成した。
ホステスプロとして慣れ親しんだ所属先のホームコースが日本最終戦。今季は出場7試合で予選通過はない。最後に決勝ラウンドに進んだのは、33位だった昨年のこの大会だった。第2日は上田、小祝とともに午前10時に1番からスタートする。
(THE ANSWER編集部)