井上尚弥と戦った現役王者ロドリゲスが突然の引退表明 まだ31歳「間違った決断と分かっている」
ボクシングのIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が現役を引退すると、17日(日本時間18日)に米メディアが報じた。自身のフェイスブックで表明したもの。2019年5月には井上尚弥(大橋)ともワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝で対戦し、2回TKO負け。IBF王座を失ったが、今年8月に返り咲きを果たしていた。
米メディアが報道
ボクシングのIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が現役を引退すると、17日(日本時間18日)に米メディアが報じた。自身のフェイスブックで表明したもの。2019年5月には井上尚弥(大橋)ともワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝で対戦し、2回TKO負け。IBF王座を失ったが、今年8月に返り咲きを果たしていた。
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米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「IBFバンタム級のタイトルを2度獲得したエマヌエル・ロドリゲスが31歳で引退を発表した」との見出しで記事を公開。フェイスブックにロドリゲスが投稿したコメントを紹介した。
「今日は私にとって重大な日になる、なぜなら今日私はグラブを外す決断をしたからだ」と記したという。「みんなが知っているように、私はボクシングキャリアの最高の部分を楽しんでいるから、多くにとってこれが間違った決断だということは分かっている」と、決断には葛藤があったようだ。
31歳、現役王者の引退表明。ロドリゲスは「これは代償が大きかったものでもあったが、ボクシングのおかげで多くのことを達成できた。今日は私はそれに感謝している」とも記した。
ロドリゲスは2019年5月、WBSSバンタム級準決勝で井上と対戦。2回TKOの完敗で、IBF同級王座から陥落した。その後は不運が続く。再起後はルイス・ネリの体重超過による試合中止。2020年12月のレイマート・ガバリョとのWBC暫定王座決定戦では、不可解な判定負けを喫した。21年8月のラッセル戦は開始16秒のバッティングで自身が試合続行不能になった。
それでも屈さず、今年8月にメルビン・ロペスに3-0判定勝ちしてIBF王座に返り咲きした。ロドリゲスは「浮き沈みは何年もあったが、最終的にボクシングで21年間生き抜くことができた」「こんな形で離れるのは簡単ではないが、これに対しての愛を失うまで待ちたくないから、もう十分だと言える」とも記している。
(THE ANSWER編集部)