セリーナ暴言の主審、海外メディアは毅然判定称賛「恐れや贔屓せず言い渡した勇気」
忖度なしのラモス主審の判定を支持「決定は性差別や人種差別と関係ない」
だが、本当にラモス氏は批判に値したのか。客席からの指示はコーチ自身が米スポーツ専門局「ESPN」に対し、「事実」と認めている。
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怒りのラケット破壊について、記事では「乱暴にコート上でラケットを破壊する姿はテニスにとってイメージが悪いだけでなく、コート上のオフィシャル、ボールパーソン、前列の観衆に破片が飛ぶ可能性もある」とし、選手も違反と理解していたと指摘。さらに「盗人」呼ばわりした審判への暴言も規律違反だった。
記事では「ラモスはこれらの3つの事象において、いずれもチェアアンパイアとして正しい判断を間違いなく行った」と100%支持。また、ウィリアムズは試合後の会見で、男子ツアーならペナルティを受けなかったはずと力説し、性差別と人種差別を持ち出したが、特集ではそのような事実はなかったと断定している。
「ウィリアムズはグランドスラム決勝で性差別も人種差別も受けなかった。我々は彼女の輝かしい記録でもって、この日の事実に影を落とさせてはいけない。この試合で間違っていたのはウィリアムズだ。ラモスの決定は性差別や人種差別と関係ない。全ては明確なグランドスラムの規律違反だ。そして、恐れや贔屓をせずに、コールを言い渡した勇気だ」
セリーナ自身のルール違反こそが全ての原因と指摘。怒りの女王に忖度せず、観衆のブーイングを浴びながら、毅然に振る舞ったラモス主審は正しかったと、結論付けている。
(THE ANSWER編集部)