ラケット破壊のセリーナ、大荒れを欧州メディアも続々報道「怒り爆発」「握手拒否」
テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス決勝で世界ランク19位の大坂なおみ(日清食品)が元世界1位の女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)に6-2、6-4でストレート勝ち。男女シングルス日本人史上初となるグランドスラム制覇を成し遂げた。
セリーナの決勝での振る舞いを欧州メディアも続々報道
テニスの今季4大大会最終戦、全米オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス決勝で世界ランク19位の大坂なおみ(日清食品)が元世界1位の女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)に6-2、6-4でストレート勝ち。一方で4大大会通算24勝目を逃したセリーナは、客席からのコーチングによる警告をきっかけに逆上。ラケットを叩きつけ、怒りを爆発させた。ラケット破壊の一部始終を米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」スペイン語版の公式ツイッターが公開。ファンの顰蹙を買っていたが、欧州メディアにも波及。続々と報じられている。
問題のシーンは第2セットだ。セリーナがブレークバックを許した第5ゲームだった。手にしていたラケットを目いっぱいコートに叩きつけた。フレームは折れ曲がり、ガット部分も破れてしまった。この行動で、この日2度目の警告を受けた。鬼の形相で不満を主審にぶつけたが、この後には3度目のペナルティーを受け、第8ゲームは戦わずして落とした。3-5となり、結局、ストレート負けを喫した。
セリーナの怒りの行動を欧州メディアも続々報道している。ドイツ紙「ビルト」は「セリーナが主審に逆上『あなたは嘘つき!』」と見出しをつけ、セリーナの振る舞いを伝えている。
「この大騒動は、全米オープンの歴史で最も感情が渦巻いた決勝だ! ウィリアムズは、スタンドからコーチングを受けたことで警告を受けると逆上」