佐々木麟太郎を早くもMLB公式が紹介 大谷翔平の後輩として注目、パワーはすでにマイナー最上級
高校通算140本塁打を誇り、26日のプロ野球ドラフト会議でも1位指名候補とみられていた佐々木麟太郎内野手(花巻東高)が米国の大学への進学希望を表明したのを受け、米大リーグ公式サイトで早くも紹介された。「この決断は、佐々木の将来のMLBでの活躍に大きな影響を与える」とする記事は、3シーズン後にドラフト資格を得ることや、すでにパワーが高評価を受けていることを伝えた。
米大学進学希望表明に反応「日本のプリンス・フィルダー」
高校通算140本塁打を誇り、26日のプロ野球ドラフト会議でも1位指名候補とみられていた佐々木麟太郎内野手(花巻東高)が米国の大学への進学希望を表明したのを受け、米大リーグ公式サイトで早くも紹介された。「この決断は、佐々木の将来のMLBでの活躍に大きな影響を与える」とする記事は、3シーズン後にドラフト資格を得ることや、すでにパワーが高評価を受けていることを伝えた。
「日本のトップ・プロスペクト、佐々木がNPBドラフトを見送り米大学へ進学」と題する記事はまず、「花巻東高校は、将来のメジャーリーグのスター選手を育てるのに、地球上で最高の高校かもしれない。大谷翔平や菊池雄星が卒業生に名を連ねる同校は、まもなく佐々木麟太郎をリストに加えることになるかもしれない」として、佐々木が菊池や大谷と同じ高校の出身だと紹介している。
加えて、一部では「日本のプリンス・フィルダー」と紹介されていること、「身長6フィート(182センチ)、体重250ポンド(113キロ)のスラッガーは、1つの三振に対して2つ以上の四球を引き出す忍耐強い選球眼とパワーのおかげで、今度のNPBドラフトで全体1位になると噂されていた。佐々木は高校通算140本塁打を放ち、2017年のNPBドラフトで1位指名された清宮幸太郎の記録111本を塗り替えた」とその才能を伝えた。
また、米スポーツ専門局ESPNのカイリー・マクダニエル記者は、佐々木のパワーに「70」という高評価を与え、カブスのオーウェン・カイシー(今季は2Aで22本塁打)を抑えマイナー・リーグ最高のパワーツールに位置づけているという。
さらに「この決断は、佐々木の将来のMLBでの活躍に大きな影響を与えるだろう。これで彼はアメリカの大学に進学するだけでなく、3シーズン後にはMLBドラフトの指名を受ける資格を得ることになる」として、佐々木がNPBを経由してポスティングやFAで米球界移籍を目指す場合より、はるかに早く大リーグ球団と契約を結ぶ可能性を指摘した。
その上で、「このような決断をした選手は佐々木だけではない」として、今春のドラフトでホワイトソックスから11巡目で指名を受けたオレゴン大の西田陸浮内野手(東北高出)のケースを紹介している。
(THE ANSWER編集部)