アジア大会野球4連覇でも韓国に残る「WBCショック」 地元紙が指摘した根拠「悩みはやはり…」
中国・杭州で行われたアジア大会で、野球の韓国代表は決勝で台湾を2-0で下し、大会4連覇を果たした。ところが韓国メディアからは大会の内容を分析した上で、日本に続く「アジア2番手だと確信するのは難しい」との声が上がっている。
3月のWBC日本戦では4-13の大敗、韓国紙が掲載した「課題」
中国・杭州で行われたアジア大会で、野球の韓国代表は決勝で台湾を2-0で下し、大会4連覇を果たした。ところが韓国メディアからは大会の内容を分析した上で、日本に続く「アジア2番手だと確信するのは難しい」との声が上がっている。
韓国紙「スポーツ京郷」が掲載したもの。アジア大会の韓国代表は、韓国プロ野球で活躍する若手と、ドジャースと入団契約を交わした高校生という実質オールプロの陣容で臨み、スーパーラウンドでは社会人選抜で構成された日本を2-0で下してもいる。
記事は「大会4連覇を果たし、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で喫した衝撃をある程度和らげることができた、しかし同時に、韓国野球の現在地を感じさせられもした」と厳しい論調だ。
日本戦での2-0という「辛勝」をとりあげ「日本の社会人野球が水準が高いとはいうが、プロの最上位とは距離がある。大谷翔平らMLBで活躍する選手と、日本のプロ野球を網羅した最精鋭の代表と対戦したWBCでは、4-13で大敗して格差を確認した」とし、半年たっても消えない衝撃を感じさせてもいる。
さらに「日本に続くアジア2番手と自認することも難しい」とした理由が、アジア大会では台湾と1勝1敗に終わったためだ。このカードは負けが続いており、2018年のジャカルタ・パレンバンアジア大会が1-2、2019年のプレミア12では0-7と大敗した。