男子バレー日本、16年ぶり自力五輪切符に歓喜! 主将・石川祐希は涙「言葉にならない」
バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は7日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同7位スロベニアと対戦。3-0でストレート勝ちした。この日、米国が3-0でセルビアを下したため、日本が来年のパリ五輪出場権を獲得した。自力での出場権獲得は、2008年北京五輪以来16年ぶり。
男子バレー・パリ五輪予選兼ワールドカップ
バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は7日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同7位スロベニアと対戦。3-0でストレート勝ちした。この日、米国が3-0でセルビアを下したため、日本が来年のパリ五輪出場権を獲得した。自力での出場権獲得は、2008年北京五輪以来16年ぶり。
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ストレート勝ちなら五輪出場権を獲得できる日本。第1セットはミスもあり、最大5点差をつけられるなど劣勢に。それでも小野寺のブロック、西田のスパイクなどで徐々に盛り返し、石川がスパイク、ブロック、スパイク、スパイクと4連続ポイントで18-16と逆転。25-21で第1セットを取った。第2セットも競った展開になったが、最後は西田がエンドラインいっぱいにスパイクを決め、25-22で連取した。
取ればパリ五輪行きが決まる勝負の第3セット。日本は必死の守備から攻撃につなげて食らいつく。14-14から、日本のコートに返ってきたチャンスボールをセッターの関田がダイレクトで叩き込み、流れを呼び込んだ。石川のスパイクで24-17とマッチポイント。1点を返されたが、最後は相手のサーブが外れて25-18で勝利。日本は歓喜の輪を作った。富田将馬は、今年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんのユニホームを掲げていた。
8チーム中上位2チームに五輪切符が与えられる条件の中、2戦目でエジプトにまさかの敗戦を喫し、早々に追い込まれた状況となったが、そこから驚異の4連続ストレート勝ち。パリ出場が決まり、選手たちも場内インタビューで歓喜を爆発させた。
主将の石川は目に涙を浮かべ「苦しい状況だったが、自分たちを信じて戦った結果だと思う。目標を達成してすごくうれしい。最高のメンバーだと思うし、自分たちの強さを証明できた。皆さんと喜べてとても幸せ」と語った。「言葉にならない。一番パフォーマンスがよかった。明日もいいパフォーマンスを出したい」とも語った。
▼男子バレー日本の戦績
9月30日フィンランド戦 3-2○
10月1日エジプト戦 2-3●
10月3日チュニジア戦 3-0○
10月4日トルコ戦 3-0○
10月6日セルビア戦 3-0○
10月7日スロベニア戦 3-0○
10月8日米国戦
(THE ANSWER編集部)