男子バレー日本、最短きょう7日に五輪切符獲得 条件は「ストレート勝ち」「米国が1セット獲得」
バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は6日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同9位セルビアと対戦。3-0で3戦連続のストレート勝ちとなり、通算4勝1敗でパリ五輪出場圏内の2位に浮上した。残すは2試合。最短では、きょう7日にもパリ五輪出場権を獲得する可能性がある。
パリ五輪予選兼ワールドカップ
バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は6日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同9位セルビアと対戦。3-0で3戦連続のストレート勝ちとなり、通算4勝1敗でパリ五輪出場圏内の2位に浮上した。残すは2試合。最短では、きょう7日にもパリ五輪出場権を獲得する可能性がある。
各プール上位2か国にパリ五輪の切符が与えられる今大会。8チームの総当たり制で行われており、順位は勝利数によって決定される。勝利数が同数で並んだ場合は「勝ち点」「セット率(総得セット数÷総失セット数)」「ポイント率」「当該チーム間の対戦成績」の順で比較し、順位が決まる。
勝ち点はセット数3-0、あるいは3-1で勝利した場合は3点、3-2で勝利した場合は2点が与えられる。敗戦した場合も、2セットを取っていれば勝ち点1が与えられる。ここまで5勝負けなしの米国は全試合で勝ち点3を獲得しており、通算15で首位に立つ。2位の日本は勝ち点12。同じく4勝1敗のスロベニアも12で並んでいるが、日本がセット率2.800でスロベニアの2.600を上回っている。
各国残り2試合ずつ。日本が所属するプールBで上位2か国に入る可能性が残っているのは米国、日本、スロベニア、セルビアの4チーム。4位セルビアはここまで3勝2敗、勝ち点9を記録している。7日には米国がセルビアと、日本がスロベニアと対戦する。この2試合の結果次第では、日本の2位以上が確定し、パリ五輪出場が決まる。
7日の試合で日本が五輪出場を決めるための絶対条件は、スロベニアに3-0でストレート勝ちし、5勝目を挙げること。この場合、日本は勝ち点3を獲得し、通算15になる。スロベニアは最終日に3-0か3-1で勝利すれば5勝、勝ち点15として日本と並ぶ可能性を残すが、セット率ではストレート勝ちでも日本に及ばない。
日本が3-0でストレート勝ちした上で、もう1試合でセルビアが米国に敗戦すれば、最終戦で勝っても4勝止まりのため、日本の2位以内が確定。またセルビアが米国に勝利した場合も、ストレート勝ち以外なら日本の進出が決まる。米国に3-1で勝利した場合は勝ち点12となり、最終戦で日本に並ぶ可能性があるが、セット率では届かないためだ。
条件をまとめると
(1)日本がスロベニアにストレート勝ちする
(2)米国がセルビアから1セット以上を奪う
この2つを満たせば、7日に日本のパリ五輪出場が確定する。
(THE ANSWER編集部)