女子バスケ日本、25年ぶり金メダルならず 世界2位中国に72-74と惜敗、メダル獲得は5大会連続【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会は5日、バスケットボール女子の決勝が行われ、世界ランキング9位の日本は同2位の中国と対戦し72-74で敗れ、25年ぶりの金メダルはならなかった。
杭州アジア大会
中国・杭州で行われているアジア大会は5日、バスケットボール女子の決勝が行われ、世界ランキング9位の日本は同2位の中国と対戦し72-74で敗れ、25年ぶりの金メダルはならなかった。
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2006年ドーハ大会から4大会連続銅メダルの日本は、3日に行われた準決勝で韓国(同13位)との日韓戦を81-58で制し、金メダルを獲得した1998年大会以来の決勝進出を果たした。相手は世界ランキング2位の強豪中国。試合直後から地元の大歓声を浴びており、日本にとっては完全アウェーでの一戦となった。
2021年の東京五輪銀メダルメンバー7人を擁する日本は、星杏璃がコンディション不良のため欠場。フリースローの際にブーイングが鳴り響くなど、異様な雰囲気の中で序盤から劣勢を強いられる。第1クオーター(Q)で16-26と10点リードを許すと、第2Qに入っても思うようにシュート成功率が上がらず、一時18-35と17点差をつけられてしまう。だが、そこから平下愛佳、林咲希が連続で3ポイントを成功。流れを掴んで追い上げ、40-45で試合を折り返した。
第3Qは立ち上がり2分40秒以上無得点となる苦しい展開に。双方ともに思うようにスコアできず、51-57で勝負は最終Qへ。一進一退の攻防が続く中、ここから東京五輪銀メダルチームの底力を見せる。
高田真希らが得点を重ねて徐々に点差を縮めると、残り4分3秒で赤穂ひまわりが決めて63-64と1点差。さらに残り3分2秒で川井麻衣の得点で65-65とした。その後も両者が点を取り合う展開となり、残り13.8秒で林がまたも値千金の3ポイントシュートを決めて72-72の同点に追いつく。大逆転への期待が高まったが、その後中国に得点を許すと、残り9秒からの日本の攻撃は不発に終わり、試合はそのまま72-74で終了。25年ぶりの決勝で日本らしい戦いを演じたものの、悔しい銀メダルで5大会連続のメダル獲得となった。
(THE ANSWER編集部)