陸上の不正スタート疑惑、中国選手の巻き添え食ったインド選手が猛抗議で銀「権利のために戦うのは重要」
内輪で語られる「中国ではどんなことも起こり得る」
しかしレース後のインド側は黙っていなかった。AFI(インド陸上競技連盟)のアディレ・スマリワラ会長は「このようなことが繰り返されないようにする必要がある。我々は明確なルールに従ってプレーしなければならない。私たちはなぜジョジョティがペナルティを受け、その後なぜ中国の選手が許されたのか理解できなかったから抗議したのだ」と猛抗議の内容を明らかにしたという。
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そしてヤラジも「すべてのアスリートにとって、自分の権利のために戦うのは重要だと思う。だから、私はそうしたの。フライングをしていないので、なぜ失格になったのかを理解するために審判のところに行ったわ」と語った。この主張もあってか、判定は見直され、呉のみが失格、ヤラジは繰り上がりで2着となった。
この混乱は予期されたものだとの声もあるという。インドの関係者からは「我々には内輪のジョークがある。中国ではどんなことも起こり得るから、常に警戒している。いろいろな試合に選手が出ているから、いつ何が起こるかわからない」。後味の悪さは拭えないレースとなった。
(THE ANSWER編集部)