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41歳ソフト上野由岐子、打者12人から8奪三振の圧巻救援で2勝目 高速ライズボールに打者は苦笑い

中国で開催されている杭州アジア大会は29日、女子ソフトボール日本代表がスーパーラウンドのフィリピン戦に臨んだ。1点リードの3回、41歳のベテラン上野由岐子(ビックカメラ高崎)がリリーフ登板。ピンチで2者連続三振に仕留めるなど、3回2/3を1安打無失点。打者12人から8個の三振を奪う圧巻のピッチングを披露し、勝利投手となった。27日の台湾戦に続き、上野は今大会2勝目。日本は9-2で6回コールド勝ちを収めた。

上野由岐子【写真:Getty Images】
上野由岐子【写真:Getty Images】

杭州アジア大会

 中国で開催されている杭州アジア大会は29日、女子ソフトボール日本代表がスーパーラウンドのフィリピン戦に臨んだ。1点リードの3回、41歳のベテラン上野由岐子(ビックカメラ高崎)がリリーフ登板。ピンチで2者連続三振に仕留めるなど、3回2/3を1安打無失点。打者12人から8個の三振を奪う圧巻のピッチングを披露し、勝利投手となった。27日の台湾戦に続き、上野は今大会2勝目。日本は9-2で6回コールド勝ちを収めた。

 上野は未だ頼れる存在だ。3-2と1点リードの3回、1死二、三塁の場面でリリーフ登板。先頭打者を4球で空振り三振に仕留めると、続くバッターも118キロの速球で2者連続三振。ピンチを切り抜けた。

 4回も続投。先頭打者を外角速球で空振り三振に仕留めると、右打者の外角に高速で浮き上がるライズボールでまた空振り三振。打者も思わず苦笑いを浮かべる投球で前の回から4者連続三振とし、最後は力ない二ゴロに打ち取り、三者凡退で悠々とベンチに引き上げた。

 5回、速球で追い込んだ先頭打者を89キロのチェンジアップで三振に仕留め、続く打者は初回を二ゴロ。2死からバスター打法の相手に中前打を許すが、最後は外角速球で見逃し三振に仕留めた。6回も相手打者を寄せ付けず、2奪三振で三者凡退。裏の攻撃で日本が大量得点し、コールド勝ちとなった。

 五輪では2004年のアテネで銅メダル、08年北京、21年東京で金メダルを獲得している上野。長らく日本の絶対的エースだったが、今も存在感は抜群だ。6大会連続の金メダルを狙う日本は30日のスーパーラウンドで開催国・中国と対戦する。

(THE ANSWER編集部)


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