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金1個の低迷競泳日本に代わり中国がアジア大会席巻 地元メディア喝采「男子は弱い時代続いたが…」

杭州アジア大会の競泳は地元・中国勢が席巻している。各種目のエースが集い、総合力が問われる男子400メートルメドレーリレー決勝はアジア新記録となる3分27秒01で3連覇を達成。2位韓国、3位日本を圧倒し、およそ5秒の差をつけた。ここまで金メダル1個と低迷する日本とは対照的に、今大会金メダルを連発し、競泳界でアジアの盟主となりつつある現状に、中国メディアは意気揚々となっている。

男子400メートルメドレーリレー決勝でアジア新記録を叩き出した中国代表【写真:Getty Images】
男子400メートルメドレーリレー決勝でアジア新記録を叩き出した中国代表【写真:Getty Images】

男子400メートルメドレーリレーはアジア新記録で圧勝

 杭州アジア大会の競泳は地元・中国勢が席巻している。各種目のエースが集い、総合力が問われる男子400メートルメドレーリレー決勝はアジア新記録となる3分27秒01で3連覇を達成。2位韓国、3位日本を圧倒し、およそ5秒の差をつけた。ここまで金メダル1個と低迷する日本とは対照的に、今大会金メダルを連発し、競泳界でアジアの盟主となりつつある現状に、中国メディアは意気揚々となっている。

 中国メディア「中国体育報」は「アジア記録更新 中国水泳が開花 単一の躍進から多面的な活躍へ」との見出しで中国勢の躍進を特集。「9月26日夜、杭州アジア大会の競泳会場は屋根が吹き飛ぶほどの熱気にあふれていた。男子400メートルメドレーリレーの“日中大戦”で、当日の試合は最高潮に達した」と会場の熱気に触れながら、レースは3分26秒78の世界記録にも迫る好記録で圧倒したことを伝えた。

「男子400メートルメドレーリレーのレベルは、一つの国の男子競泳の総合的実力を最もよく反映する。長い間、中国競泳は女子が強く男子は弱い状態が続いた」と過去を振り返り、アジア大会のこの種目で中国が日本に勝ったのは1990年、2014年、2018年の3回だけと言及。しかし、2014年頃から背泳ぎの徐嘉宇、自由形の寧沢寿、バタフライの李珠豪と世界トップのスイマーが出現したことを挙げ、「中国男子競泳が単発的な躍進から多面的な活躍へと花開く起点となった」とした。

 今回のレースも前述の100メートル背泳ぎの世界王者・徐嘉余と7月の世界水泳で平泳ぎ個人3冠を達成した覃海洋を擁し、圧倒的な選手層だった。打ち立てたアジア記録について、記事では「3分27秒01は世界の競泳界における競争力、実力、可能性を示すばかりではなく、アジアの競泳界にとっての新しい目標でもある」と誇り、さらに来年のパリ五輪に向けても鼻息は荒い。

「中国競泳界に多くの驚きと喜びをもたらしてくれたこの4人の目標は決してアジア大会、世界選手権の金メダルにとどまらない。2024年のパリ五輪が近づく今、中国男子400メートルメドレーリレーはその努力を通し、必ずや、中国水泳により意義のある前進をもたらしてくれるに違いない」

(THE ANSWER編集部)


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