日本はカタールW杯に続き強豪ドイツに連勝…敵地の反応は

　サッカー日本代表は9日（日本時間10日）、ドイツ・ウォルフスブルクでドイツと親善試合を戦い、4-1で勝利した。2-1で逆転勝ちした昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）から連勝。試合後はドイツのハンジ・フリック監督の場内インタビュー中にブーイングを浴びせられ、騒然とした空気となった。ドイツ紙が伝えている。

　試合は日本が前半11分に伊東純也のゴールで先制。その後も同22分に上田綺世、試合終了間際にも浅野拓磨、田中碧のゴールで突き放した。

　ドイツ大衆紙「ビルト」は「ドイツ代表監督、言葉を失う　フリックのインタビュー中にブーイング！」という記事を掲載。この試合を「土曜の夜、ドイツ代表は日本代表に1-4で敗れる恥を晒した」と酷評している。

　記事によると、試合後のフリック監督は「RTL」局のインタビューに応じ、「このところ守備をコンパクトにして優勢に立ち、ゴールチャンスをつくるというのができないでいる。我々はこのチーム（＝日本）を倒せる状態にはなかった」と口にすると、言葉を失ったという。

　さらに記事は「インタビューの間、ほぼ空になったスタジアムからファンの叫びが聞こえた。すると突然、試合中ずっとそうだったようにブーイングが聞こえるように。フリックはそれを無視して質問に答え続けた」とスタジアムに広がった異様な光景を紹介している。