ナダル、4時間23分死闘後の“敗者への直立拍手”に賛辞の嵐「品格に溢れている」
テニスの全米オープンは31日(日本時間1日)、男子シングルス3回戦で世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)がカレン・カチャノフ(ロシア)を5-7、7-5、7-6、7-6で撃破。4時間23分に渡る死闘を制した前回王者は試合後、“敗者への直立拍手”を披露し、話題を呼んでいる。粋なスポーツマンシップの瞬間を大会公式ツイッターが動画付きで公開すると「なんてジェントルマン」「品格に溢れている」とファンは賛辞の嵐となっている。
先に引き揚げる相手に拍手、大会公式も称賛「死力を尽くした戦いに拍手…」
テニスの全米オープンは31日(日本時間1日)、男子シングルス3回戦で世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)がカレン・カチャノフ(ロシア)を5-7、7-5、7-6、7-6で撃破。4時間23分に渡る死闘を制した前回王者は試合後、“敗者への直立拍手”を披露し、話題を呼んでいる。粋なスポーツマンシップの瞬間を大会公式ツイッターが動画付きで公開すると「なんてジェントルマン」「品格に溢れている」とファンは賛辞の嵐となっている。
ナダルは勝ってなお、一流の品格を示した。実に4時間23分の死闘を制した試合後だった。先に準備を整えて引き揚げようとするカチャノフ。それを見たナダルはシャツを着替える途中だった動きを止めた。
上半身裸のまま、カチャノフの方に視線を送り、拍手を送ったのだ。体力の消耗が激しい死闘直後、敗者を気遣える余裕がなくてもおかしくない。しかし、しっかりと直立しながら表情を見つめ、奮闘した相手に敬意が伝わってくるシーンだった。ナダルの振る舞いに呼応するように、会場からも大きな喝采がカチャノフに対して送られていた。
なんとも粋なスポーツマンシップの瞬間を大会公式ツイッターは「死力を尽くした戦いに拍手…」とつづり、動画付きで公開。すると、映像を目の当たりにしたファンからも喝采の声が続々相次いでいた。