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大谷翔平の話題で213勝右腕が警鐘 トミー・ジョン手術2度なら「普通じゃない!起こるべきじゃない」

速い球を投げるための練習は「キャリアを短くする」

 豪速球を武器にする大谷が、肘の手術に至ることに驚きはない。スモルツ氏は「大谷はとんでもない球を持った男だ。94マイル(約151.3キロ)のスプリットやスライダー、99マイル(約159.3キロ)の速球を投げるんだ。そのような投球に、どうやって体が耐えられるのか分からない。毎日プレーしていることは言わずもがなね。彼はバケモノだよ」と、大谷の肉体は自身が想像できる範囲外にあるとしながらも「最近の選手たちの投球を見ていると、トミー・ジョン手術がかなり増えるというのも普通のことだと思っている」と続けた。

 大谷がトミー・ジョン手術を受けることになれば、2018年に続く2度目。これには「最近は2回もトミー・ジョン手術をしている選手が複数いる。普通じゃないよ! 野球界で起こるべきことではないのに、誰も気にしない。誰も聞き入れない。誰も何もしないんだ。医者はチームや選手に警告しようとしているが……。すぐには変わるとは思わない」と、一般論として警鐘を鳴らす。

 さらに「複数回受けるべき手術ではないんだ。今のトレーニング方法、投球方法はより多くのトミー・ジョン手術につながると思っている。私は10年は言っているし、予想してきたことだ。注目されるには速い球を投げなくてはならず、みんなそのためにトレーニングしている。キャリアを短くするトレーニングをしている」と、球速が上がり続ける今の球界は肘の故障と不可分だと指摘していた。

(THE ANSWER編集部)


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