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「おなかの調子が悪くて…」 ラスト5mで大逆転、金メダル逃したジャマイカのアンカーが弁明【世界陸上】

ハンガリー・ブダペストで行われた世界陸上は27日(日本時間28日)、女子4×400メートルリレー決勝を行い、オランダが3分20秒72で初優勝を飾った。最後の5メートルで逆転という激闘。あとわずかのところで金メダルを逃したジャマイカのアンカーは試合後、原因を明かし“弁明”している。

ジャマイカのアンカーを担ったステイシーアン・ウィリアムズ【写真:ロイター】
ジャマイカのアンカーを担ったステイシーアン・ウィリアムズ【写真:ロイター】

ブダペスト世界陸上、最終日の女子マイルリレーで生まれたドラマ

 ハンガリー・ブダペストで行われた世界陸上は27日(日本時間28日)、女子4×400メートルリレー決勝を行い、オランダが3分20秒72で初優勝を飾った。最後の5メートルで逆転という激闘。あとわずかのところで金メダルを逃したジャマイカのアンカーは試合後、原因を明かし“弁明”している。

 アンカーにバトンをつないだ段階で、1位はジャマイカ。3位のオランダとは10メートル近い差があった。ところが最後の直線に入ると、オランダのアンカーを務めたフェムケ・ボルが驚異のスパート。2位の英国を抜き、ジャマイカまで抜き去ったところがゴールだった。ボルは大会初日の19日(同20日)には、混合4×400メートルリレー決勝でアンカーを務め、同じ残り5メートルで転倒。落としたバトンがゴールラインを越え、まさかの失格となっていたこともあり、大会最終日のドラマとして伝えられた。

 ところで、大逆転を許した側はどんなことを考えていたのか。ジャマイカのアンカーを担ったステイシーアン・ウィリアムズがレース後に語っている。

 世界陸上を取材中のライター、ノエル・フランシス氏のX(旧ツイッター)によると「正直、リレーには最高のメンバーが揃っていたから、タフだった。出てくる直前に、本当にお腹の調子が悪くて苦しんでいたから、出られてレース完走に貢献できたのがただただ嬉しい。代表として出場できたことが良かった」と話したという。

 またカリブ海エリアのニュースサイト「ループ・ニュース」が公開した動画では、「最後の100メートルでは足に疲労を感じた? どんなことを考えていた?」という質問に対し、「正直、すごくきつかった。出てくる前にあまり調子が良くなかった。でもスタート前までにはまあまあ大丈夫になったけど、“ああ、出るまでもう少ししか時間がない”と自分の中で懸念があった」と答えている。

(THE ANSWER編集部)


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