会場デザインで世界陸上やり投げの苦戦者続出 予選落ちのディーン元気「これが今の実力」
ディーン「悔しい。その中でできる地力がほしい」
ディーンが20歳で10位に入った2012年ロンドン五輪では、ラインと芝の間に五輪マークあったため、空間が生まれ「メダルラインも記録が低調だった」と振り返る。それでも、今大会も世界トップ選手は80メートル越えの投てきを披露。ディーンは「10年以上やっても合わせられない。悔しい。その中でできる地力がほしい」と認め、唇をかんだ。
6月の日本選手権は2年連続3度目の優勝。フィンランドで合宿を積んで乗り込んだ。「調整は今までの国際大会で一番よかった。だから逆に不安になった。自分に期待があったので」と漏らした。A組で6番手。2大会連続の決勝進出はB組の結果次第となり、取材エリアでは「お願いだから残ってほしい。皆さん(報道陣)も祈ってください。ダメだったら受け入れます」と言葉を振り絞った。
しかし、B組の2投目までにディーンは13番手まで後退。上位12人による決勝には残れなかった。
小椋健司(AGEKKE)は76メートル65の組10番手で予選落ちが濃厚。「日本の競技場はあそこまで(ラインと芝生間が)広くない。違和感があります。この結果を受け入れてアジア大会に向けて頑張ります」と語った。
(THE ANSWER編集部)