世界陸上の暑さ対策 男子マラソン代表の意見様々「給水時間を…」「氷を活用」「気にしてない」
ブダペスト世界陸上のマラソンに出場する男女6選手が24日、同地で会見した。男子は最終日の27日午前7時(日本時間午後2時)に号砲。山下一貴(三菱重工)、其田健也(JR東日本)、西山和弥(トヨタ自動車)はそれぞれコンディションや心境を語った。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上のマラソンに出場する男女6選手が24日、同地で会見した。男子は最終日の27日午前7時(日本時間午後2時)に号砲。山下一貴(三菱重工)、其田健也(JR東日本)、西山和弥(トヨタ自動車)はそれぞれコンディションや心境を語った。
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男子は3人とも初出場だ。26歳の山下は3月の東京マラソンで日本歴代3位となる2時間5分51秒をマーク。日本人トップの7位に入った。初の世界陸上を前に「初めての日本代表なので楽しみにしている。入賞を目標にしたい」と意気込んだ。
強みは「安定感とマイペースさ」。東京マラソンで前男子日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)に競り勝ち、「彼は強い」と言わしめた。駒大時代には2018年から3年連続で箱根駅伝の2区を担当。同大の恩師・大八木弘明監督からは「世界陸上、五輪を狙え」と繰り返し言われてきたが、ついにその舞台に立つ。
連日気温30度を超える異例の暑さが続くブダペスト。午前7時号砲だが、レース終盤は気温が上がることが予想される。それでも、山下は「涼しいレースになるという前情報だったが、思ったより暑くなりそう。暑さに苦手意識はないので気にしていない。平坦なコースなので、それなりにタイムを出せて良いレースになるのでは」と想定した。
30歳の其田は今年の東京マラソンで日本歴代4位となる2時間5分59秒を記録。山下に次ぐ日本人2番手の8位に入り、初の世界陸上代表に入った。「今は緊張というより楽しみの方が多い。8位入賞を目標にしているが、硬くなることなくいつも通りのレースができれば」と平常心で臨む。
「今まで出場した全てのレースで自己ベストを更新してきた。安定感は自分の強みかなと思う。世界選手権でも行くところ、引くところを判断しつつ、ケニア勢にくらいついていけるようにしたい」