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三浦龍司、3000m障害で日本人初入賞6位! 東京五輪7位に次ぐ快挙も「1つ上がったけど、もうちょっと削れた」【世界陸上】

ブダペスト世界陸上は22日(日本時間23日)、男子3000メートル障害決勝が行われ、2大会連続2度目の出場だった21歳三浦龍司(順大)が8分13秒70で日本人過去最高6位&初の入賞。日本人20年ぶりの同種目決勝で、7位だった2021年東京五輪に次ぐ入賞の快挙を果たした。26歳の青木涼真(Honda)は8分24秒77の14位だった。ソフィアン・エルバッカリ(モロッコ)が8分03秒53で金メダルを獲得した。

世界陸上・男子3000m障害決勝で走る三浦龍司【写真:奥井隆史】
世界陸上・男子3000m障害決勝で走る三浦龍司【写真:奥井隆史】

ブダペスト世界陸上

 ブダペスト世界陸上は22日(日本時間23日)、男子3000メートル障害決勝が行われ、2大会連続2度目の出場だった21歳三浦龍司(順大)が8分13秒70で日本人過去最高6位&初の入賞。日本人20年ぶりの同種目決勝で、7位だった2021年東京五輪に次ぐ入賞の快挙を果たした。26歳の青木涼真(Honda)は8分24秒77の14位だった。ソフィアン・エルバッカリ(モロッコ)が8分03秒53で金メダルを獲得した。


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 16人で行われたレースはスローペースで展開され、序盤は青木が中団のイン、三浦が後方2、3番手につけた。最初の1000メートルは2分50秒。中盤は三浦が巧みな飛越を生かして徐々に位置を上げ、2000メートルを7番手で通過したが、このあたりから上位勢がペースを上げ始め、先頭から距離を空けられ始めた。6番手で残り1周に入った三浦はラストスパートで一時は5番手に上がり、懸命に前を追ったが、ゴール寸前で1位人抜かれ、6位でフィニッシュした。

 三浦は7位だった東京五輪に次ぐ入賞の快挙。中継局のインタビューでは「五輪より1つ上がった感じだけど、ラスト脚を動かせずに1人抜かれたのは詰めの甘いところが出た。もうちょっと削れた」と悔しさをにじませ、「レースプランは最初100メートルは接触するのではなく、自分の場所を確保するというところ。狙い通りには走れた」と振り返った。

 8分11秒98で銅メダルを獲得したエーブラハム・キビウォット(ケニア)まで2秒足らず。それでも残り2周で先頭が一気にペースを上げたことについて「もう前方はかなり先に行っていたので、さすがというか、やっぱり違うなと思った。タイムを見てもこれだけ(差を)つけられたんだなと痛感させられた」と世界トップ層のレベルに脱帽した。「次としてはパリ五輪が大きな目標点であはあるので、それを最高の目標にして頑張っていきたい」とさらなる成長を誓った。

 三浦は2021年5月に日本記録を18年ぶりに更新。東京五輪でも日本新で7位に入り、日本人初の入賞を成し遂げた。昨年はダイヤモンドリーグ(DL)ファイナル4位だったが、オレゴン世界陸上は予選敗退。今季は1500メートルや5000メートルなどで強化した。6月の日本選手権で3連覇すると、直後のDLパリ大会で自身の記録を0秒01上回る8分09秒91をマーク。またも日本記録を更新した。

 予選は三浦が8分18秒73の全体4番手、青木が8分20秒54の同10番手に入り、日本人過去最高位だった03年パリ大会11位の岩水嘉孝以来となる決勝進出を果たしていた。

(THE ANSWER編集部)



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