女子100m障害日本勢は3人予選敗退 青木益未が涙、出場逃した福部真子に「本当に申し訳ない」【世界陸上】
ブダペスト世界陸上は22日(日本時間23日)、女子100メートル障害予選が行われ、前日本記録保持者・青木益未(七十七銀行)が13秒26(追い風0.1メートル)の1組8着、全体39番手で予選落ちした。左脚に原因不明の痛みを抱えたまま強行出場。レース後は代表権を得られなかった日本記録保持者・福部真子に対し、「申し訳ない」と涙した。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は22日(日本時間23日)、女子100メートル障害予選が行われ、前日本記録保持者・青木益未(七十七銀行)が13秒26(追い風0.1メートル)の1組8着、全体39番手で予選落ちした。左脚に原因不明の痛みを抱えたまま強行出場。レース後は代表権を得られなかった日本記録保持者・福部真子に対し、「申し訳ない」と涙した。
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調子が上がらない中でも懸命に戦った。青木は序盤から脚がつりかけた。海外勢に差をつけられ、詰められないままフィニッシュ。レース後は左腓骨のくるぶし付近に痛みがあったことを明かした。
「脚の調子が良くない中での試合。出ると決めたからには思い切っていこうと思っていた。病院では全く原因がわからない。でも、痛い。痛くて練習が積めなかった。思った通りの走りとタイムがそのまま出てしまいました」
もともと痛みがあり、7月のアジア選手権で悪化。「MRIでも何も映らない」。痛み止めを打ったが、引かなかった。やれることを続け、気持ちを切り替え。しかし、迷いは消えず「途中でやめて、真子ちゃんに出てもらった方がいいのかなとも思った。それだけよくなかったので。でも、期待してくれる人もいた。本当に真子ちゃんに申し訳ない」と葛藤を明かし、涙を拭った。
「海外選手とやっている種目が違うくらい(実力が)違う。アップの時から動きが違う。東京五輪も、オレゴン(昨年世界陸上)も、今回も相変わらず“出ただけ”だなと。レースに行くまでモヤモヤがあったけど、しっかりこのメンバーで戦おうと。良い状態なら楽しめたと思う。一つずつ順位、記録を上げないといけない」