ブダペスト世界陸上

　ブダペスト世界陸上は21日（日本時間22日）、男子110メートル障害決勝が行われ、3大会連続3度目の出場となった日本記録保持者・泉谷駿介（住友電工）は13秒19秒で5位。男女通じ、五輪を含めて日本人初の決勝を激走した。レース後には「結構散々だった」と振り返る驚きの事実を告白。「それで5位って凄い！」「化け物すぎる」「オリンピックでメダル取れるぞ」とネットに衝撃が走った。

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　短距離種目で世界5位の快挙。実はその裏であった驚きのハプニングを泉谷がぶっちゃけた。

「スタートした瞬間、両脚つっちゃって。結構焦って…。しかも腰ナンバーが手についちゃって、結構散々だったんですけど、その中で気合いで走りました」

　なんとスターティングブロックを蹴った瞬間に両脚のふくらはぎがつり、しかも腰につけたゼッケンが左手についた。確かに映像を確認すると、左手にナンバーを握るようにして走っている。にもかかわらず、世界の強豪に食らいつき、メダルまで0.1秒差の接戦に持ち込んだ。

　本人は「（体の）使うところを切り替えて走れたので、その中で良い走りができたかな」と振り返ったが、中継局のインタビューでも打ち明けた事実は逆に底知れぬポテンシャルの裏返し。早朝に見守った日本の陸上ファンに衝撃が走った。

「トラブルありながらも冷静に走れたのは大物感あるわ」
「両脚つって5番手あんたどんだけ凄いんよ」
「その中であの走りは人間じゃないわ」
「それで5位て凄いな！」
「確かに腰ゼッケンも手についてるわ…」
「両脚つってたの…オリンピックでメダル取れるぞ」
「てんやわんやなはずなのに5位（笑）」
「化け物すぎる」
「逆にえげつねぇ！！」

　ネット上ではこんな声が続々。本人は組1着、全体3番手で走った準決勝から1時間35分後に行われた決勝を振り返り、「3本しっかり走れる体力とか、筋肉をつけなきゃいけないと感じました」と悔しさを込めたが、パリ五輪のメダル獲得に期待が膨らむ激走だった。