世界陸上で日本人選手が医務室へ まさかの理由を告白、400m障害・黒川和樹「英語がわからず…」
ブダペスト世界陸上は21日(日本時間22日)、男子400メートル障害準決勝が行われ、2021、22年日本選手権王者・黒川和樹(法大)が自己ベスト48秒58ながら組4着、全体13番手で決勝進出はならなかった。前日の予選後には重傷ではないのに医務室に運ばれた珍事を告白。「英語が分からず……」と明かした。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は21日(日本時間22日)、男子400メートル障害準決勝が行われ、2021、22年日本選手権王者・黒川和樹(法大)が自己ベスト48秒58ながら組4着、全体13番手で決勝進出はならなかった。前日の予選後には重傷ではないのに医務室に運ばれた珍事を告白。「英語が分からず……」と明かした。
眼鏡がトレードマークの黒川は出し尽くした。東京五輪銀メダルのライ・ベンジャミン(米国)らと中盤まで並走。終盤で引き離されたが、自己ベストを叩きだした。決勝進出はならなかったが、大舞台を戦い抜いた。
20日(同21日)の予選後はトラックでへたり込んでいた。すると、近くの海外選手が話しかけてきた。
「英語で話しかけられ、よくわからなくて……。『イェス、イェス、イェス』って言っていたら、車いすを出されて、医務室にも連れていかれました。ただのケツ割れ(全力疾走の後に尻から太もも裏が痛む現象)だったんですけど」
恐縮しながら苦笑い。まさかの展開だった。決勝は逃したが、来年パリ五輪の参加標準記録48秒70を突破。飄々としたキャラクターで親しまれる22歳は、「ベンジャミン選手と並走できた。(今後の決勝進出は)行けますね」と五輪に向けて自信を深めた様子だった。
(THE ANSWER編集部)