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サニブラウン、2大会連続100m決勝進出の歴史的快挙! 準決9秒97組2着、着順で堂々ファイナリスト【世界陸上】

ブダペスト世界陸上は20日、男子100メートル準決勝が行われ、昨年大会で日本人過去最高の7位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)が自己ベストに並ぶ9秒97(追い風0.3メートル)で1組2着。着順で2大会連続の決勝進出の快挙を果たした。上位8人で争う決勝は、同日午後7時10分(日本時間21日午前2時10分)に行われる。

世界陸上・男子100メートル準決勝1組で快走するサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】
世界陸上・男子100メートル準決勝1組で快走するサニブラウン・ハキーム【写真:奥井隆史】

ブダペスト世界陸上

 ブダペスト世界陸上は20日、男子100メートル準決勝が行われ、昨年大会で日本人過去最高の7位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)が自己ベストに並ぶ9秒97(追い風0.3メートル)で1組2着。着順で2大会連続の決勝進出の快挙を果たした。上位8人で争う決勝は、同日午後7時10分(日本時間21日午前2時10分)に行われる。


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 サニブラウンが歴史的快挙をやってのけた。スタートも遅れることなく出ると、中盤以降はズラリと並んだ世界の強豪に競り勝ち、ノア・ライルズ(米国)の9秒87に次ぐ2着でゴールに飛び込んだ。自己ベストに並ぶ9秒97。タイムではなく着順で自動的に100メートルファイナリストを決めた。

 前日の予選は今季ベスト10秒07(向かい風0.4メートル)の組1着、全体9番手。同組3着だった東京五輪金メダリスト、マイセル・ヤコブス(イタリア)らを抑え、最後に流す余裕を見せながら4大会連続の準決勝進出を決めていた。

 昨年オレゴン大会は予選で向かい風0.3メートルながら9秒98をマーク。自己ベスト9秒97を出した2019年6月以来、自身3度目の9秒台だった。さらに準決勝は10秒05(向かい風0.3メートル)で同種目日本人初の決勝進出。1983年から始まった世界陸上で歴史的快挙を達成し、決勝は10秒06(向かい風0.1メートル)の7位入賞だった。

 今季は6月の日本選手権決勝で左脚がつり、まさかの最下位(8位)。7月は世界最高峰のダイヤモンドリーグなど欧州のレースを転戦し、同月20日に10秒09をマーク。ワールドランキングで代表権を手にしたが、大会直前にブダペスト入りの飛行機でロストバゲージを経験するなど、思わぬアクシデントに見舞われていた。

(THE ANSWER編集部)

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