金メダル目前で転倒に次ぐ転倒 悲劇の結末オランダにマイケル・ジョンソンも衝撃「なんてことだ」【世界陸上】
ブダペスト世界陸上は19日(日本時間20日)、混合マイルリレー決勝で先頭を走っていたオランダのアンカーがゴール5メートル手前で転倒。バトンを落としてゴールし、失格となる悲劇が起きた。オランダは直前の女子1万メートル決勝で先頭を走っていたシファン・ハッサンがゴール20メートル手前で転倒し、31分53秒35で11位となる大波乱も起きており、五輪金メダリストのマイケル・ジョンソン氏(米国)も「これまでこのスポーツに携わってきた中で、こんなことは一度も見たことがない」と驚きを隠せない様子だった。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は19日(日本時間20日)、混合マイルリレー決勝で先頭を走っていたオランダのアンカーがゴール5メートル手前で転倒。バトンを落としてゴールし、失格となる悲劇が起きた。オランダは直前の女子1万メートル決勝で先頭を走っていたシファン・ハッサンがゴール20メートル手前で転倒し、31分53秒35で11位となる大波乱も起きており、五輪金メダリストのマイケル・ジョンソン氏(米国)も「これまでこのスポーツに携わってきた中で、こんなことは一度も見たことがない」と驚きを隠せない様子だった。
開幕からオランダを悲劇が襲った。アンカー勝負に突入した混合マイルリレー決勝はオランダの女子選手フェムケ・ボルが先頭で最後の直線へ。しかし、米国のアレクシス・ホームズが猛然と追い上げる。なんとかボルが先頭で逃げ切るかと思われた瞬間、転倒。落としたバトンだけがそのままゴールラインを越え、本人はすぐに立ち上がって3番手でゴールした。倒れた地点はゴールわずか5メートル手前。オランダは失格となり、メダルすら夢と消えた。
さらに直前の女子1万メートルでも、ハッサンがラスト20メートルで転倒。優勝目前で転倒し、まさかの11位に終わっていた。転倒続きのオランダに、ジョンソン氏も自身のX(旧ツイッター)で反応。「これまでこのスポーツに携わってきた中で、こんなことは一度も見たことがない。2人のオランダ人選手が金メダル獲得直前の5メートルで転落。次から次へと!なんてことだ!」と記した。
海外ファンからも「驚くばかり、2人ともとてもかわいそう」「本当に!残念だ!」「信じられない」「正気じゃないよ。同じ国の2人の選手が同じように転倒するなんて」「一晩で2つの金メダルが失われるなんて信じられない」と同情する声が書き込まれていた。
(THE ANSWER編集部)