ソチ五輪女王ソトニコワ、今季も全試合欠場発表「内部から自分を壊したくありません」
復帰の希望は捨てず「小さな大会から始める必要。来季に出場する望みはある」
「私は今、ロシアの女子シングル界にどういう選手がいて、技術的にどれだけ難しいか理解しています。リンクに出たら私は負けたくありません。ステータスというものもあるし…もし出場して16年ロシア選手権の時のように6位になったら…内部から自分を壊したくありません。現段階では私は精神的にも肉体的にも100%準備できていないので、大会に出場しません。感情を感じるために小さな大会から始める必要があります。次のシーズンに出場する望みはあります。私には時間と健康が必要です」
リンクに再び出る以上は勝てる状態にして戦いたいというアスリートとしての負けん気があるようだ。決断に関してコーチのエフゲニー・プルシェンコ氏は「アデリーナ(ソトニコワ)は練習している。大きなプロジェクト、ショー『白鳥の湖』に向けて準備している。彼女は今シーズン、確実に大会に参加はしない」と答え、さらに「アデリーナは様々なエキシビションに参加するだろう、私たちの世界的な多くのプランがある」と結んだといい、大会以外から感覚を取り戻していく方針のようだ。
17歳でソチ五輪を制した女王も22歳になった。復帰に向け、多くの困難はあるが、世界のファンが再び美しい演技を見せてくれることを待ち望んでいる。
(THE ANSWER編集部)