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井上尚弥に完敗ロドリゲス、王座返り咲きで米評議員が気付いた事実「井上が別次元と示してる」

ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちを収めた。最終12回残り50秒から3度ダウンを奪う超猛攻で王座に返り咲き。同級の前4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に敗れてから4年以上の歳月を擁した。老舗誌で格付けに関わる評議員はロドリゲスの勝利を絶賛するとともに、井上の強さに改めて注目している。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

IBF世界バンタム級王座決定戦で判定勝ち

 ボクシングのIBF世界バンタム級王座決定戦12回戦が12日(日本時間13日)、米メリーランド州で行われ、元王者で同級2位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位メルビン・ロペス(ニカラグア)に3-0の判定勝ちを収めた。最終12回残り50秒から3度ダウンを奪う超猛攻で王座に返り咲き。同級の前4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に敗れてから4年以上の歳月を擁した。老舗誌で格付けに関わる評議員はロドリゲスの勝利を絶賛するとともに、井上の強さに改めて注目している。

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 ロペスと対峙したロドリゲスは、中盤に右目上が大きく腫れる場面も見られながらも、最終12回に猛攻。残り50秒から左ボディーで1度目のダウンを奪うと、再開直後に顔面への連打で2度目のダウン。さらに残り10秒を切っても仕留めにかかり、3度目のダウンを奪って決着をつけた。

 この勝利に、世界で最も権威ある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」で格付け評議員を務めるアダム・アブラモウィッツ氏は、自身のX(旧ツイッター)に「エマヌエル・ロドリゲスはとんでもないボクサーだ。イノウエが2回に彼を倒したからといってそれは変わらない。それはただ、イノウエが別次元で動いていることを示しているだけだ」と投稿。強さを高く評価した一方で、そのロドリゲスを圧倒した井上は“別次元”という見解を示した。

 2019年5月、当時IBF王者だったロドリゲスはワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝として対戦した井上に2回1分19秒でTKO負けして王座から陥落。昨年10月に行われた同級12回戦でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)に3-0の10回負傷判定勝ちを収め、王座返り咲きに前進していた。IBF王座は西田凌佑(六島)が挑戦権を持っている。

(THE ANSWER編集部)


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