「自分のために」から変わった鈴木愛 ファンに届けたい2年ぶりVへ、圧巻イーグルで首位浮上
女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは5日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で2日目が行われた。2打差2位から出たツアー通算17勝・鈴木愛(セールスフォース)が1イーグル、2バーディーの68で通算10アンダーとし、単独首位に立った。2021年7月の資生堂レディス以来、2年1か月ぶりの優勝に近づいたが「自分のファンの方に優勝を見せたい」と胸に秘めていた思いを口にした。
国内ツアー・北海道meijiカップ2日目
女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは5日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で2日目が行われた。2打差2位から出たツアー通算17勝・鈴木愛(セールスフォース)が1イーグル、2バーディーの68で通算10アンダーとし、単独首位に立った。2021年7月の資生堂レディス以来、2年1か月ぶりの優勝に近づいたが「自分のファンの方に優勝を見せたい」と胸に秘めていた思いを口にした。
我慢は後半、報われた。前半9ホールは「ショットが乗っていなかったので、よく耐えたかな」と振り返る通りパープレー。後半からショットの状態が徐々に良くなり、12番パー5では圧巻のイーグルが飛び出した。右のラフから見事にグリーンをとらえてそのままカップイン。笑顔で飛び跳ねながら万歳し、喜びを露わにした。
その後15番パー4、18番パー5でもバーディーを奪い、2位ささきしょうこ、川崎春花に1打差をつけて単独トップに。同じく首位で最終日を迎えた前週の楽天スーパーレディスは3位。今度こそ勝ちたい思いは強い。
「(先週は)体力的に持たなかったのもあります。逃げるゴルフというより、セーフティーに行ってしまった感じ。自分らしくないし、つまらないので、明日は自分らしいゴルフがしたい。
この1~2年はゴルフがうまくいかない時期がすごく多かったし、ファンの方の支えがあっての今。ファンの方に優勝を見せたいというのが最近すごく強いです。今までは自分のためにじゃないけれど、そういうのがあった。今回も遠くから見に来てくださっている方がいるので、その方たちのために勝ち切りたい」
ツアー通算17勝、2度の賞金女王の実績を誇る。しかし昨季は優勝がなく、今季も出場15戦のうち7度トップ10に入りながら勝てなかった。辛かった時期を変わらず支えてくれたファンへ、恩返しの1勝を誓う。
大事な最終日へ「60台はマスト。パーオン率が今日は少なかった。なるべく人よりバーディートライを多くして、数打ってればどれかは入ってくれる。とにかくパーオン率を上げられたら」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)