国内ツアー・北海道meijiカップが4日開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは4日、札幌国際CC島松C（6593ヤード、パー72）で開幕する。3日はプロアマ戦が行われ、3か月ぶりのツアー復帰となる原英莉花（NIPPON EXPRESSホールディングス）が会見した。5月に腰のヘルニア摘出手術を行い、リハビリを経て7月に復帰を発表。「新しい気持ちでここに立ててうれしいなと思います」と笑顔。「腰の状態はいつぶりかの痛みのない状態。ヘルニアの痛みはほぼなく、ゼロに近い」と状態のよさも明かした。

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　雨の中行われたプロアマ戦、原の元気な姿があった。白のハットに柄物のトップス、オレンジのショートパンツを着用。同伴競技者のパットが惜しくも外れると片足を挙げて悔しがり、逆に見事なカップインには手を突き上げて喜んだ。1番のティーショットはやや納得がいかなかったのか片手を離す。それでもゴルフができる充実感を噛みしめていた。

「感覚はすごくいい。勝負勘については、シーズンオフ以外では初めてここまで離れたので、どういう勝負ができるか不安、ワクワクはある」

　実力者が揃う1998年度生まれの“黄金世代”。2019年のリゾートトラスト レディスで初優勝。2020年には国内メジャー2大会を制するなど通算4勝を誇る。その裏では長らく腰痛と戦い続けており、今年は5月のワールドレディスサロンパス杯を最後にツアーを欠場。5月17日に腰のヘルニア摘出手術を行った。

　術後1か月はクラブを握れず、6月中旬からショット練習を開始。7月から師匠の“ジャンボ”尾崎将司のもとで打ち込みなどの調整を始めた。術後3か月での復帰を目指し、たどり着いた試合。「すごく緊張していますし、久しぶりの勝負にアドレナリンが出ている気がする」と心境を口にした。

　2021年の大王製紙エリエールレディスで4勝目を挙げて以降、優勝から遠ざかっている。「上位で争えたらいいと思っているけれど、気持ちだけは高く。冷静に自分を分析しながら戦えたら」と目標を口にした。