「預金口座の方が儲かる」 大谷翔平の異常なMVPオッズに米経済誌が指摘「彼に賭ける意味ない」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季も二刀流の躍動を続けている。投げては9勝、打っては本塁打王争いで独走する39本塁打をマーク。2021年以来、2度目のMVP最有力候補となっているが、米経済誌「フォーブス」は「単にオンラインの普通預金口座にキャッシュを入れた方が儲かる」などと、大谷MVPがほぼ確実である状況を伝えている。
フォーブス誌が大谷の満票MVPの可能性に注目
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季も二刀流の躍動を続けている。投げては9勝、打っては本塁打王争いで独走する39本塁打をマーク。2021年以来、2度目のMVP最有力候補となっているが、米経済誌「フォーブス」は「単にオンラインの普通預金口座にキャッシュを入れた方が儲かる」などと、大谷MVPがほぼ確実である状況を伝えている。
「フォーブス」は「ショウヘイ・オオタニが史上初となる2度目の満票MVPになるかもしれない」との見出しで記事を掲載。大谷が2021年に19人目の満票MVPとなったことを紹介しながら「今季、オオタニはさらに良くなっている。このエンゼルスのスターは、満票でMVPを複数回受賞するMLB史上初めての選手になるかもしれない」とも伝えた。
記事では複数の米ベッティングサイトのMVP獲得オッズを調査し、大谷は「-10000」と異常とも言える数字になっているとも紹介。「つまり20ドル賭けた人は20セントを勝ち取ることになる」と、賭けに勝ってもほんのわずかな割合しか儲けられないとした。2位のシーガー(レンジャーズ)、タッカー(アストロズ)に20ドル賭ければ1600ドルを儲けられるというからその差は歴然だ。
「現時点では、残りの9週間で怪我をしたり予期せぬ大スランプがない限り、オオタニがア・リーグのMVPになることに疑いはほとんどない。オオタニが圧倒的な本命すぎて、彼に賭けることにはほとんど意味がない。単にオンラインの普通預金口座にキャッシュを入れるか、同様のノーリスク投資をしたほうが儲かるだろう」
もはや預金の方が儲かるとまで指摘されている大谷のMVPオッズ。それでも2度目の満票MVPは厳しい可能性もあるとしている。1931年以降、野手の年間WARトップ31のうち、MVPは20人。そのうち満票は2人で、2002年バリー・ボンズのWAR11.7(1931年以降で3番目)と1956年のミッキー・マントルのWAR11.2(1931年以降で7番目)だけだという。
2016年、エンゼルスのマイク・トラウトがWAR10.5をマークしたものの、1位票は30票のうち19票。WAR9.5だったムーキー・ベッツらにも票が割れた。記事では「2000年以降、5人の選手が満票でMVPを獲得している。2002年のボンズ、2009年のアルバート・プホルス、2014年のトラウト、2015年のブライス・ハーパー、2021年のオオタニだ。彼の今季の活躍を考えれば、オオタニは今季もそれをするべきだ。それでも、みんなから同じ投票を得るのは思っているよりも珍しいと歴史が語っている」と記している。
(THE ANSWER編集部)