藤浪晋太郎を重要局面での起用示唆 ヤンキース制圧で指揮官が期待「守護神への橋渡し役に…」
米大リーグ・オリオールズに移籍した藤浪晋太郎投手の評価が急上昇中だ。7月30日(日本時間31日)の本拠地ヤンキース戦、6回から3番手で登板した藤浪は2回を1安打4奪三振の無失点ピッチング。ブランドン・ハイド監督は一夜明けて「素晴らしい2イニングを見せてくれた。私たちは興奮している」などと絶賛している。地元局が伝えた。
ヤンキース戦でイニング跨ぎの好投4K
米大リーグ・オリオールズに移籍した藤浪晋太郎投手の評価が急上昇中だ。7月30日(日本時間31日)の本拠地ヤンキース戦、6回から3番手で登板した藤浪は2回を1安打4奪三振の無失点ピッチング。ブランドン・ハイド監督は一夜明けて「素晴らしい2イニングを見せてくれた。私たちは興奮している」などと絶賛している。地元局が伝えた。
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6点リードの6回にマウンドに上がった藤浪は先頭打者に二塁打を許したものの、その後は2者連続三振と二飛で切り抜けた。イニングを跨いだ7回には先頭のスタントンを四球で歩かせたが、続く4番リゾ、5番カイナーファレファから連続三振を奪い、6番ベイダーを右飛に打ち取って得点を許さなかった。
この投球から一夜明け、オリオールズの試合を中継する米地元局「MASN」は「フジナミ、カウザーの苦戦、レイズのトレードなどについてのオリオールズの試合前ノート」と題して記事を掲載。「日本人右腕シンタロウ・フジナミは、オリオールズがヤンキースに勝利した昨夜の6回から登板し、2イニングを無失点に抑えた。彼の速球はまた100マイルに達し、彼のスプリットは93マイルで空振りを奪った」「これで3試合連続で無失点となったフジナミは、引き続き勝敗を左右する重要な場面で起用され続けるだろう」と伝えた。
根拠となっているのはハイド監督の発言だ。記事では指揮官の談話を紹介。31日(同1日)のブルージェイズ戦の前に「彼のここ最近の投球内容を見ていると、重要な場面に入ることになる」と語り、こう続けたという。
「彼は素晴らしい球を持っている。ファンタスティックな投手だ。彼はそれを昨夜、素晴らしい2イニングでまた見せてくれた。彼がフェリックス(バティスタ)への橋渡し役となることができれば、素晴らしいことになる。ここ最近の登板では、彼は素晴らしい球を見せてくれており、私たちは彼に興奮しているよ」
記事では移籍後の藤浪の投球内容に触れ「フジナミはオリオールズでの最初の2登板で得点を許したが、ここ3登板では4回1/3を無失点、1安打、7三振、対戦相手のOPSを.330に抑えている。昨夜、彼はスプリットで6スイング中4つの空振りを奪った」と紹介。その上で「彼に3イニング以上投げさせることも考えるだろうか?」という話題について、指揮官はこう語ったと伝えている。
「オークランドでブルペンに転向してからしばらく(先発をしていた4月以降)長いイニングを投げていない。非常に難しい状況や、ある特定の場面では検討する可能性もあるが、今のところはできる限り1イニングか2イニングに留めたい」
長いイニングの登板については否定的だったものの、重要な場面での起用には前向きな指揮官。藤浪への信頼は日ごとに増しているようだ。
(THE ANSWER編集部)