8月1日のロッテVS日本ハムに来場

　3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で旋風を巻き起こした野球のチェコ代表。消防士や高校教師、監査など多くの選手が別の職業を持つチームは予選リーグの日本戦で爽やかな戦いを披露し、他の試合でも最後まであきらめない姿勢を見せて多くのファンの胸を打った。そのチームを率いた指揮官と選手2人が、8月1日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われるプロ野球のロッテVS日本ハムの試合に来場することが決定。代表チームの公式ツイッターで日本への思いをつづると、日本ファンから「おかえりなさい」「会えるのが待ちきれません」など再会を心待ちにする声が集まっている。

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　WBCでファンに多くの感動を与えたチェコ代表。日本戦では先制点を奪い、電気技師を本業とするチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手がヌートバーと大谷から三振を奪うなど、途中まで好勝負を演じた。ウィリー・エスカラ外野手は佐々木朗希の162キロ直球を左膝に受けながら、すぐに立ち上がって一塁に向かった姿は世界から称賛された。

　今回、来日するのはパベル・ハジム監督、マルティン・ムジーク内野手、ルカーシュ・エルコリ投手の3人。チェコ代表の公式ツイッターは「野球チェコ代表チームが日本へ向かいます。私たちは日本のファンに会えるのを楽しみにしています。ゴールは日本とチェコの野球の間の協力関係を確立することです」と英語でつづり、日本語でも「日本を楽しみにしている。世界最高のファンに会えることを楽しみにしている」と記した。

　これには日本人ファンも反応。リプライ欄には英語でコメントが寄せられ「日本で会えるのが待ちきれません！　安全な旅を」「日本におかえりなさい」「おかえりなさい　日本はめちゃくちゃ暑いから、水分しっかり摂ってくださいね」「日本におかえりなさい！　とても暑いから気を付けてくださいね」「私たちはチェコの野球チームを愛しています！」などと書き込まれた。

　ロッテ球団の発表によると、チェコでの野球振興や文化交流を推進する「マリーンズ‐チェコベースボールブリッジプログラムsupported by Panasonic HVAC Company」をチェコセンター東京（チェコ外務省外郭団体）の協力を得て開始。その一環で再来日が実現することになった。3人は試合前の演出に出演するほか、ハジム監督が始球式を務める予定だ。