井上尚弥のダウン奪取が「どっかで見たと思ったら…」 往年の“激似パンチ”を日本人いち早く発見
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ち。4階級制覇を達成した。ダウン奪取に繋がった強烈なパンチが、かつての名選手も被弾したパンチに激似だと米メディアが注目していたが、ツイッター上の日本人ファンの間でも「確かによく似てる」「どっかで見たシーンだと思ったら」などと決着直後から反響が集まっていた。
メイウェザーがかつて浴びたコンビネーションと比較
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ち。4階級制覇を達成した。ダウン奪取に繋がった強烈なパンチが、かつての名選手も被弾したパンチに激似だと米メディアが注目していたが、ツイッター上の日本人ファンの間でも「確かによく似てる」「どっかで見たシーンだと思ったら」などと決着直後から反響が集まっていた。
似た場面を想起した日本ファンも多かったようだ。井上が8回にフルトンをぐらつかせたシーン。接近して左のジャブをボディーに見舞い、相手のガードが一瞬下がったところで強烈な右ストレートがフルトンの顎をきれいにとらえた。
米スポーツ専門局「ESPN」のボクシング専門インスタグラムアカウント「ESPNリングサイド」は「イノウエはフルトンのすべてに対して準備ができていた」との文言とともに映像を公開。これと並べる形でもう1本の動画を添えた。2010年5月1日、元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとシェーン・モズリー(ともに米国)の一戦だ。
2回にモズリーが左ジャブをメイウェザーのボディーに当て、直後に右ストレートで顎をとらえたシーン。井上のパンチとよく似ていた。フルトンは被弾後に吹き飛ばされ、一方のメイウェザーは被弾直後にモズリーの右腕をつかんでクリンチにいっている点は異なるが、コンビネーションから相手の顎をとらえるという部分で、フルトンを攻略した井上の戦いぶりに注目が集まった形だ。
ツイッター上では、ESPNリングサイドの投稿よりも早く、同じ比較動画が日本ファンによって拡散されていた。「確かによく似てる。この時のメイウェザーの必死のクリンチはよく覚えてる」「どっかで見たシーンだと思ったらこれだった」「完全に一致」「このときのメイは彼史上で最大のピンチだった」「すげぇ…再現度…」「うわー、瓜二つ!」「ただメイウェザーは衝撃を逃がしてる」「こういう比較でメイが貰ってる側になるの珍しい」「パンチ力の差が大きくありそう」などと様々なコメントが集まっていた。
(THE ANSWER編集部)