マイク・タイソン断言 井上尚弥が「世界最高のボクサー」米国の無敗王者2人よりPFP1位に推薦
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。さまざまな称賛や衝撃の声が飛び交う中、元ヘビー級王者のマイク・タイソン氏(米国)は井上の試合をチェックしたことを明かしたうえで「世界最高のボクサーだ」と断言した。
世界ウェルター級4団体統一戦を前に語る
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。さまざまな称賛や衝撃の声が飛び交う中、元ヘビー級王者のマイク・タイソン氏(米国)は井上の試合をチェックしたことを明かしたうえで「世界最高のボクサーだ」と断言した。
タイソン氏は、現地時間29日に米ネバダ州・ラスベガスで行われる世界ウェルター級4団体統一戦、テレンス・クロフォード(米国)―エロール・スペンスJr.(米国)戦を前にメディアの前に登場。米専門メディア「ファイトハブTV」公式YouTubeチャンネルは取材に応じた様子をとらえた動画を公開した。
その中でタイソン氏は、井上の試合を観たかと聞かれると「イエス」と回答。さらに「テレンス・クロフォード―エロール・スペンスJr.の勝者かイノウエかどちらがパウンド・フォー・パウンド(PFP)勝者に相応しいか」という問いには「日本人ボクサーが世界最高のボクサーだ。俺は何者でもないけど、個人的にはそう思うね」と断言。ともに無敗というPFP上位ランカー同士の4団体統一戦が始まる前から、PFP1位は井上で揺るぎないという見解を示した。
新階級初戦を快勝し、いきなりスーパーバンタム級2団体統一王者となった井上。試合後にもう一人の2団体統一王者、WBA&IBFのベルトを持つマーロン・タパレス(フィリピン)との統一戦を“約束”したことで、将来的にはさらに上の階級での戦いを期待する声もある。動画内では「イノウエが130ポンド(スーパーフェザー級)でガーボンタ・デービスと対戦するという案が巷で話題だけどどう思うか」という質問には「彼は今122ポンド(スーパーバンタム級)だよね? (デービスも体重を下げて)132ポンド(キャッチウェイト)とかで対戦するのはどうだ?」と提案していた。
(THE ANSWER編集部)