井上尚弥の“PFP1位論”に待った 「相手は10位にも入ってないだろ」週末登場スペンスJr.が主張
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。これに続くボクシング界のビッグマッチとして今週末に行われる世界ウェルター級4団体統一戦でテレンス・クロフォード(米国)と戦うエロール・スペンスJr.(米国)は、井上の「パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位論」に待ったをかけた。
今週末にクロフォードとの世界ウェルター級4団体統一戦に挑むスペンスJr.
25日に行われたボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチ12回戦で、挑戦者の井上尚弥(大橋)が2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちで4階級制覇を達成した。これに続くボクシング界のビッグマッチとして今週末に行われる世界ウェルター級4団体統一戦でテレンス・クロフォード(米国)と戦うエロール・スペンスJr.(米国)は、井上の「パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位論」に待ったをかけた。
米スポーツメディア「スポーティング・ニュース」のYouTubeチャンネルに登場したスペンスJr.は「ナオヤ・イノウエがスティーブン・フルトンを倒した。これでナオヤ・イノウエがパウンド・フォー・パウンド(PFP)で1番だとみんなが言っている。これは土曜日の試合で変わるか? 勝ったほうがPFPの1番になるか」との質問を受けた。すると、「土曜日の夜に間違いなく変わるね」と断言した。
「イノウエは素晴らしいボクサーだ。素晴らしいパフォーマンスを披露した」と認めながらも「彼が倒した相手(フルトン)はPFPのトップ10に入っていなかった」と指摘。「俺たちは自分たちの階級で最高の2人だ。俺と彼(クロフォード)はPFPで世界トップ5に入っている。それは世界的に認められている」と訴え、この試合の勝者こそがPFP1位に相応しいと主張した。
「これは勝者が全てを手にする戦いだ。この試合に勝ったほうがPFPでNo,1になる。リング誌が俺たちをPFPにランク付けするかは気にしない。世間から、俺たちはPFP世界一だと認識されるべきだ。なぜなら俺は素晴らしい相手を倒してきたからだ」
PFPとは全17階級を総合してボクサーを評価する現役最強ランキング。常に海外メディアでPFPトップを争っている井上は今回のフルトン戦TKOで1位浮上を推す声が多く上がっているが、同じくPFPライバルのスペンスJr.は上位同士のクロフォード戦の価値をしきりに訴えていた。
(THE ANSWER編集部)