井上尚弥は「高いボクシングIQの持ち主」 圧巻TKO目撃したプロモーターが絶賛「彼は時に相手を…」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。24日に神奈川・横浜市内のホテルで行われた前日計量は、挑戦者の井上が55.2キロ、2団体統一王者フルトンが55.3キロでパス。フェイスオフでは珍しく怒りを露わにし、世界的ビッグマッチへの強い決意を滲ませるなど決戦ムードが高まっているが、6年前に井上の試合を間近でプロモーターは「彼は非常に高いボクシングIQを持っている」と絶賛している。
フルトン戦を前にESPNが井上尚弥を特集
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。24日に神奈川・横浜市内のホテルで行われた前日計量は、挑戦者の井上が55.2キロ、2団体統一王者フルトンが55.3キロでパス。フェイスオフでは珍しく怒りを露わにし、世界的ビッグマッチへの強い決意を滲ませるなど決戦ムードが高まっているが、6年前に井上の試合を間近でプロモーターは「彼は非常に高いボクシングIQを持っている」と絶賛している。
刻一刻と近づくフルトンとの運命の一戦。世界が注目するなか、米スポーツ専門局「ESPN」は「なぜ、ナオヤ・“モンスター”・イノウエはあなたの一番お気に入りのボクサーであるべきなのか」との見出しで特集し、世界トップレベルを知る多くの識者が井上の凄さについて語っている。
その中で2017年9月9日に米カリフォルニア州で行われた、WBOスーパーフライ級タイトルマッチでアントニオ・ニエベス(米国)に6回TKO勝ちした井上の姿を見たプロモーターのドミトリー・サリタ氏は、その強さについて次のように語っている。
「彼は非常に高いボクシングIQを持っている。クロフォードと同じように、イノウエはとても良い距離の判断と緩急のつけ方を熟知している。パワーショットの変化のつけ方も知っている。彼は時に、相手をリラックスさせるためだけにパンチを出し、油断させるのだ」
ボクシングの巧さを称えたサリタ氏は、さらに「彼は複数の異なるレベルのパワーを有しているようだ。軽いパンチ、中くらいのパンチで、彼が良いパンチャーだが強烈ではないと相手に思わせておく。彼は極めて爆発的で、ミリ秒単位で0から60まで持っていけるんだ」と、繰り出すパンチの豊富さも強さの秘訣であると指摘した。
「彼は若い頃から、精神面、体力面で特別なボクサーになるために鍛えられているようだ。タフな試合になり疲れてきても、彼は幼い頃から学んできた教育を引き出すことができるんだ」とも語ったサリタ氏。4階級制覇を目指す井上の強さを称えていた。
(THE ANSWER編集部)