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「井上尚弥にフルトンが勝つチャンスはない」 殿堂入り敏腕プロモーターから飛び出た異例の断言

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチが25日、東京・有明アリーナで行われる。24日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が55.2キロ、2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)が55.3キロでパス。フェイスオフでは珍しく怒りを露わにし、世界的ビッグマッチへの強い決意を滲ませた。海外の殿堂入りプロモーターも井上の実力に期待。「フルトンは素晴らしい才能の持ち主だが、彼には勝つチャンスはない」とまで言い切っている。

前日計量をクリアした井上尚弥(右)とスティーブン・フルトン【写真:浜田洋平】
前日計量をクリアした井上尚弥(右)とスティーブン・フルトン【写真:浜田洋平】

井上尚弥、今日フルトンと激突

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチが25日、東京・有明アリーナで行われる。24日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が55.2キロ、2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)が55.3キロでパス。フェイスオフでは珍しく怒りを露わにし、世界的ビッグマッチへの強い決意を滲ませた。海外の殿堂入りプロモーターも井上の実力に期待。「フルトンは素晴らしい才能の持ち主だが、彼には勝つチャンスはない」とまで言い切っている。


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 米スポーツ専門局「ESPN」は「なぜ、ナオヤ・“モンスター”・イノウエはあなたの一番お気に入りのボクサーであるべきなのか」との見出しで、複数の海外識者の井上評を伝えた。その中で、殿堂入りプロモーターのルー・ディベラ氏は「彼は全てを兼ね備えたボクサーであり、これが多くの日本の歴史的なボクサーとの違いを作っている。彼は凄腕だ。彼は凄腕の“殺し屋”のメンタリティーを持っているんだ」と井上を絶賛した。

 12月にバンタム級4団体統一の快挙を果たし、1月にスーパーバンタム級への転向を発表。初戦でいきなり2団体王者フルトンと激突するが、ディベラ氏は「彼には弱点がない」と注目。「フルトンは素晴らしい才能の持ち主だが、彼には勝てるチャンスはない。彼(井上)に勝つチャンスを得るには完璧に試合を運ばなければいけないんだ」とまで言い切っている。

 異例の好評価を与えているディベラ氏は「もしこの男(井上)が好きでないなら、あなたはボクシングについて何も知らないということだ」とまで語っている。いよいよ今夜ゴングが鳴る。戦績は30歳の井上が24勝(21KO)、29歳のフルトンが21勝(8KO)。試合はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信される。

(THE ANSWER編集部)


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