井上尚弥が「これほど睨みつけるのは見たことない」 フルトンに立腹の対面に英ファンも興奮
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチが25日、東京・有明アリーナで行われる。24日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が55.2キロ、2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)が55.3キロでパス。直後にはフェイスオフが行われたが、井上にしては珍しく互いの顔が3センチまで接近。33秒間に及んだバチバチのフェイスオフを繰り広げた。英ファンからも「これほど睨みつけているのは見たことがない」と井上の様子に注目していた。
井上尚弥、今日フルトンと激突
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチが25日、東京・有明アリーナで行われる。24日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、挑戦者の井上尚弥(大橋)が55.2キロ、2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)が55.3キロでパス。直後にはフェイスオフが行われたが、井上にしては珍しく互いの顔が3センチまで接近。33秒間に及んだバチバチのフェイスオフを繰り広げた。英ファンからも「これほど睨みつけているのは見たことがない」と井上の様子に注目していた。
井上が闘志を滾らせている。計量後のフェイスオフ。向かい合った2人の顔は3センチほどの距離まで近づいた。25秒を過ぎたあたりで関係者が制止したが、両者とも動かず。むしろ、井上からさらに近づき、にらみ合いは一触即発のムードとなった。
紳士的なボクサーとして知られる井上としては珍しいバチバチの33秒。試合も中継するNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で生配信されたフェイスオフの様子に、日本のボクシングファンからも驚きの声が上がっていたが、英ファンも興奮の声を上げている。
英衛星放送「スカイスポーツ」のボクシング専門ツイッターは「モンスター級の試合。フルトンとイノウエは集中し、力がみなぎっている」と実際の映像を公開。コメント欄には「イノウエのKO勝利だ」「ナオヤ・イノウエがこれほど睨みつけているのは見たことがない気がするぞ」「なんて試合だ」などと英語で書き込まれていた。
昨年12月、井上とバンタム級4団体統一戦を行った当時のWBO王者ポール・バトラー(英国)の試合は、バトラーが地元選手だったにもかかわらず、英国ではどの放送局も中継しなかったと嘆きの声も上がっていた。しかし、今回の井上―フルトン戦は「スカイスポーツ」が放送すると公式ツイッターで投稿している。
戦績は30歳の井上が24勝(21KO)、29歳のフルトンが21勝(8KO)。井上はフェイスオフ後の取材に対し「燃えてきましたね。腹が立ったので。(どの点で?)顔(笑)。視線の送り方とかあるじゃないですか。上から来てんなと。上等だよって思います。メンタルも仕上がっています」とコメントしている。
(THE ANSWER編集部)