フルトンが井上尚弥に勝つなら「ロープに絶対近づくな」 パッキャオの好敵手が同胞の王者に警鐘
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。マニー・パッキャオ(フィリピン)の好敵手として知られた元世界2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏(米国)は母国のフルトンの王座防衛の鍵について語った。
ティモシー・ブラッドリーがフルトン戦を展望
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。マニー・パッキャオ(フィリピン)の好敵手として知られた元世界2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏(米国)は母国のフルトンの王座防衛の鍵について語った。
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米専門メディア「ファイトハイプ」公式YouTubeチャンネルに登場したブラッドリー氏は、井上の挑戦を受けるフルトンについて展望。「フルトンはパンチに耐えられるかどうかだ。もし彼がパンチに耐えられ、自分のボクシングができればこの試合に勝つチャンスはあるよ」とポイントを挙げた。
井上の破壊力を認めたブラッドリー氏は「イノウエの脆弱な部分はたくさん見ている」としながら「でもそれと同時に、より体の小さい選手が階級を上げたらどうなるか。彼は良い脚を持っている。パッキャオがそうだったように、だから彼も階級を上げられるんだ。彼のパワーは上の階級でも落ちないだろうね」と4階級制覇を目指す井上の下半身の強さを特筆した。
「彼(イノウエ)はナイフのようにシャープだ。一方のフルトンはもっと流動的に動く感じだ。でもイノウエほどシャープでも、素早くも、正確でもない。このスタイル同士がどのように混ざり合うのか見てみたいね」
このように注目したブラッドリー氏は、さらに「フルトンはロープ際には絶対に追い込まれてはいけない。この男(イノウエ)にクリアショットを許してはいけないんだ。ロープ際には近づかないことだ。イノウエは強烈なボディパンチャーだからね。相手に罠を仕掛けるのも上手い」と指摘。決して下がらず、ロープを背にして戦わないことを警告した。
(THE ANSWER編集部)