井上尚弥ではなく「王者は俺だ」 日本人の“勘違い”をフルトンが一喝「誰も俺を知ろうとしない」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。迎え撃つフルトンは井上戦に合わせた米専門誌「リング」のインタビューに応じ、「日本ではイノウエがチャンピオンだと思っている人たちがいるが、チャンピオンは俺だ」と“勘違い”する日本人を一喝。「俺が勝つことに何の疑いもない」と意気込みを見せている。
フルトンがリング誌のインタビューで意気込み
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。迎え撃つフルトンは井上戦に合わせた米専門誌「リング」のインタビューに応じ、「日本ではイノウエがチャンピオンだと思っている人たちがいるが、チャンピオンは俺だ」と“勘違い”する日本人を一喝。「俺が勝つことに何の疑いもない」と意気込みを見せている。
「スティーブン・フルトンはナオヤ・イノウエと国を引き受けるために数多くの挑戦を乗り越えた」と題して公開された記事では、10代の頃にお金欲しさに薬物の売人の世界に踏み入れようした過去などを語った一方で、今回の井上戦に向けた決意も語っている。
記事では「フルトンは重量計を持ち歩くほどコンディショニングに対してとても勤勉だ」と紹介。本人は「俺は自分のことに集中している。トレーニングは順調だ。とても良い感じだよ」と状態について自信を見せながら、並々ならぬ意気込みを明かした。
「ボクシング界で俺のことを信じているのは10%ぐらいだと思う。これでチャンピオンと対戦するのは4回連続だ。チャレンジは大好きだ。俺の人生はチャレンジの連続だった。イノウエは俺より小さいが、それは何の意味も持たない。俺は(ブランドン)フィゲロアよりもずっと小さかったが、俺が彼にしたことを見てみろよ。俺がリスペクトを全く得ていないことは、あるいは相応しいリスペクトを得ていないことは知っている」
前評判が低いことは理解しながら、過小評価する論調も一蹴した。
「俺は自分自身のことを知っているから、そんなことは気にしない。自分自身に挑戦することが好きなんだ。多くの人がサポートしてくれることを知っている。日本で何百万という人が俺のことを見るのを知っている。向こうではイノウエがチャンピオンだと思っている人たちがいるが、チャンピオンは俺だ。今まで誰も知らなかった俺の過去についてのストーリーを話した。誰も俺のことを何も知らないからだ。知ろうとしないんだ」