那須川天心は「成長ないと勝てない」 メキシコ実力者を用意した本田会長「本人も望んでます」
走り込み合宿でスタミナ強化、本田会長「合宿での伸びが凄い。トレーナーも驚いています」
フローレスとの対戦希望を出すと、相手陣営も「一番、強いやつですね」といった反応だったという。
キックボクシングから転向した那須川は、今年2月にプロテストに合格した。4月に日本バンタム級2位だった与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦でデビューし、3-0の判定勝ちを飾った。
すでに走り込み合宿を2回敢行。ダウンを奪い、KO勝ちに繋げるため、ボクサーとしてパンチの打ち方を習得している最中だ。本田会長は「ボクシングの方が体力、体幹が必要。それがついてきました。合宿での伸びが凄い。トレーナーも驚いています。全ての学習能力が高い。間違いなく力強さはついています」と期待した。
時期は未定だが、米ラスベガスでスパーリング合宿を予定しているという。那須川は「今回は殴りにいきたい。前回は当てるイメージ。やり方がわかってきたのでしっかり殴りにいきたい」と力を込めた。
興行はWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、指名試合としてWBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と防衛戦。WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(M.T)も同級11位アルジ・コルテス(メキシコ)と初防衛戦を行う。4月に寺地を苦しめた末に9回TKO負けしたアンソニー・オラスクアガ(米国)とジメール・マグラモ(フィリピン)のライトフライ級8回戦も組まれた。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)