井上尚弥の恐ろしさを知る敗者 早くもフルトンの「敗因」指摘「彼にとってあまりに速く爆発的」
体格差にも言及
自身が体感しただけに説得力のあるコメント。「フルトンは間違いなく高さとリーチのアドバンテージを持つが、イノウエがこれまで見たことないものではない」と2018年5月に身長175センチのジェイミー・マクドネルを112秒で一蹴したことを説明した。
「私からすれば、フルトンにとって彼はあまりに速く、爆発的で、技術的にも優れていると思う。フルトンは素晴らしいボクサーだと思う」「しかし、レベルというものがあり、イノウエはただただ特別な、特別なボクサーだ」
さらに「イノウエは8、9ラウンドあたりで彼を捕まえると思う」と予想。「フルトンのパワー不足が彼にとっての敗因になると思う」と指摘し、「彼は勝利を得るためには毎秒、毎ラウンド、完璧でなくてはならない。イノウエはこの戦いに勝つためにたった1秒完璧であればいい。あの男が持っているパワーのなせるアドバンテージだ」と大胆な発言を繰り返した。
15日の公開練習で取材に応じた井上は、相手の出方について「フルトンのスタイルなら賢く戦うしかない」と断言。「それ(相手)よりどう賢く戦うか。頭脳戦になると思います。今回はフルトンより考えることが大事」と明かしていた。戦績は30歳の井上が24勝(21KO)、17日に29歳になるフルトンが21勝(8KO)。試合はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信される。
マロニーは井上が返上したWBO世界バンタム王座を今年5月に獲得した。
(THE ANSWER編集部)