SNS時代における井上の価値「最近はTikTokの動画に収まらなければ…」

「これはイノウエ・エフェクト、それが全てだ。かつて“プリンス”ナジーム・ハメドが、対戦相手をノックアウトする公算の大きさから、その相手に知名度をもたらしたのと同様に、イノウエも今、対戦相手に光を当てている。これは結局のところ、語られない軽量級の真実だ。もし関心を持たれたいなら、ビッグなパンチがある小さな男にならなくてはならない」

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　かつて37戦36勝31KOの高いKO率を誇ったフェザー級のレジェンド、ハメドに井上をなぞらえた。さらに「最近はハイライトがTikTokの動画に収まらなければ、あるいは戦いのレポートがリングが空になる前にツイートされなければ、最新のファンの間では関心をもたれないように思える」と指摘。コンパクトに切り取ることが求められるSNS社会で輝くのが、一撃でフィニッシュできる井上の価値という。

「今の時代、ナオヤ・イノウエでない限り、つまりその脅威のレベルによって人々を没頭させ続けることができる人でない限り、プロモートするのは難しく、観戦されるのはさらに難しいボクサーだとみなされる」と記載し、世界に誇るモンスターの影響力が伺える。