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フルトンは「井上がいなければ無視される存在」 対戦相手の価値まで上げる井上尚弥を英誌絶賛

ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。ボクシング界注目の一戦について、1909年創刊の老舗英専門誌「ボクシングニュース」が特集。単なる勝ち負けのみならず、一撃で対戦相手を沈めるインパクトはSNS時代にマッチするものと絶賛。対戦相手の価値すら上げる存在価値を強調した。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

1909年創刊の老舗英専門誌「ボクシングニュース」が特集

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。ボクシング界注目の一戦について、1909年創刊の老舗英専門誌「ボクシングニュース」が特集。単なる勝ち負けのみならず、一撃で対戦相手を沈めるインパクトはSNS時代にマッチするものと絶賛。対戦相手の価値すら上げる存在価値を強調した。

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 記事は「忍耐力の不足した超大型の世界で、小さなボクサーでいることの苦労」との見出しで掲載。「7月25日、2023年のここまでのヘビー級が提供してきた何よりも優れた戦いがスーパーバンタム級で行われる。その戦いとはもちろん、日本のナオヤ・イノウエとスティーブン・フルトンの間で行われるとても輝かしい一戦だ」と目前に迫った一戦を特集。フルトンについてこうつづった。

「イノウエがぞっとするような評判を持っており、最も避けられる男と考えられている中、フルトンは彼と戦うことに、また日本で戦うことに何の心配も持っていない。なぜか? それは実のところとてもシンプルだ。イノウエがいなければ、フルトンは対戦相手からもファンからも、容易く無視されるボクサーだ」

 重量級が好まれる米国では、人気が高いとはいえない軽量級。パウンド・フォー・パウンド(PFP)上位に君臨する井上との対戦で、フルトンも知名度をさらに高めると強調した。「フルトンがイノウエとの戦いのために日本に到着した際の動画をちょっと見てみよう。空港で受けた歓迎に彼がほとんど圧倒されているように見える姿が収められている」。11日に来日した際のファンの多さに触れた。

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