井上尚弥戦では「どんなミスも高い代償になる」 再起戦迫るドネアが回顧「首を取られた」
ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は29日(日本時間30日)、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるWBC世界バンタム王座決定戦でアレクサンドロ・サンティアゴ(メキシコ)と対戦する。再起を目指す40歳は、米メディアのインタビューで前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を回顧。「どんなミスも高い代償になる」と明かしている。
再起を期すドネアが昨年6月の井上戦を回顧
ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は29日(日本時間30日)、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるWBC世界バンタム王座決定戦でアレクサンドロ・サンティアゴ(メキシコ)と対戦する。再起を目指す40歳は、米メディアのインタビューで前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を回顧。「どんなミスも高い代償になる」と明かしている。
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昨年6月7日、さいたまスーパーアリーナが熱狂に包まれた。初回にダウンを奪った井上。2回にも左フックでドネアをぐらつかせると、ロープ際で猛攻。反撃のパンチを繰り出すドネアに左ボディーを叩き込んだ。攻撃の手を休めない井上は最後に猛ラッシュ。左フックで2度目のダウンを奪い勝負を決めた。
米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ドネアが井上との第2戦を語る『ギャンブルに出て、首を取ろうとしたが、反対に取られた』」との見出しで記事を掲載。再起戦を前にしたドネアは、井上との第2戦について「ギャンブルに出て、首を取ろうとしたが、反対に取られた。頭脳戦になることはなかったからね」と当時の心境を説明し、「このレベルでは、どんなミスも高い代償を払うことになる」と強調した。
井上との2019年の第1戦では12ラウンドの死闘の末に0-3判定で敗れたドネア。第2戦でも「勝てると思って試合に臨んだ」という。「見えなかったパンチでダウンしてしまった。彼は優れたボクサーだったんだ。もし再戦できるならぜひともしたいけど、自分が挑める態勢を整えなければいけない」と語っていた。
当初、15日(同16日)にラスベガスで予定されていたドネアとサンティアゴとの王座決定戦だが、同メディアによると、29日(同30日)に行われるエロール・スペンスJr.とテレンス・クロフォード(ともに米国)の世界ウェルター級4団体統一戦のアンダーカードとしての開催に変更された。理由については「不明」としている。
(THE ANSWER編集部)