井上尚弥VSフルトン

　ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）は、25日に東京・有明アリーナでWBC＆WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン（米国）に挑戦する。井上優勢の声も根強い中、フルトンの同郷王者は「世界に衝撃を与える」と王者の勝利を予想している。

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　フルトンの勝利予想を繰り出したのは、IBF世界ウェルター級暫定王者ジャロン・エニス（米国）。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」が「リングマガジンQ＆A：ジャロン・“ブーツ”・エニス」の見出しで報じた。

「あなたとスティーブン・“スクーター”・フルトンはフィラデルフィアのボクシングの顔です。それはあなたにとってどんな意味を持ちますか？」

　こんな質問を受けたエニス。30勝（27KO）1無効試合の26歳は「凄く意味深いよ」と語り、こう主張している。

「フルトンは2つのベルトを持っているし、イノウエを倒しても俺は驚かない。彼はイノウエよりデカいし、より力強い。フルトンが勝利した時、世界に衝撃を与えるかもしれないけど、俺はショックを受けないね。彼が勝つとわかっているからな」

　これまでもフルトン勝利を予想する発言をしてきたエニスは、フルトンと同じ米ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。エニスの父でトレーナーを務めるボージー氏がフルトンを指導したこともある。