菊地絵理香、地元&ホステスの“二重のプレッシャー”も「67」首位発進「ピンチ少ないラウンド」
女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミ レディスは6日、北海道・真駒内CC(6611ヤード、パー72)で開幕し、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67で回り、5アンダーで単独首位発進した。北海道・苫小牧市出身でホステスプロという“二重のプレッシャー”が掛かる中で迎えた大会。細心のスタートから前半で波に乗り「ピンチが少ないラウンド」と振り返った。
ミネベアミツミ レディス初日
女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミ レディスは6日、北海道・真駒内CC(6611ヤード、パー72)で開幕し、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67で回り、5アンダーで単独首位発進した。北海道・苫小牧市出身でホステスプロという“二重のプレッシャー”が掛かる中で迎えた大会。細心のスタートから前半で波に乗り「ピンチが少ないラウンド」と振り返った。
最初から波に乗った。スタートホールとなったインの10番。菊地はいつにない緊張の中にいた。「コンディションも良くない。出だしで躓いてしまうと、どんどん余裕がなくなってしまう。だからパーで切り抜けようと思っていた」とティーショットを打った。そんな中で2打目をピン奥2メートルにつけ、バーディー発進。「ストレスないスタートホールがプレーできればいいな、と思っていたので、先にバーディーが来たのは大きかった」。これが一日の流れを決めた。
12番で10メートルを沈めてバーディーを重ねると、15番でもスコアを伸ばした。「自分の中で3本の指に入る難易度のあるホール」という18番ではフォローの風を受け、残り195ヤードから4UTで打った第3打が直接カップインしてイーグル。後半は全てパープレーだったが、グリーンを的確にとらえるショットで「ピンチが少ないラウンドだった」と振り返った。
地元で迎える所属の冠大会。大会前は「プレッシャーしかない」と感じていたという。しかし「スタートしてしまえば一緒」と割り切った。スタートの10番、イーグルを奪った18番では他の選手以上の歓声を浴び、応援の力も感じた。「いい意味であまり欲を出さず、目の前のやりたい1打に集中すれば結果がついてくる」と言い聞かせた。
昨年、北海道開催の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で通算5勝目を挙げ、悲願の地元初Vを飾った。地元開催、ホステスプロという“二重のプレッシャー”を力に変えるべく「今日のことは忘れて明日から頑張っていきたい」と気持ちを切り替えた。
(THE ANSWER編集部)