井上尚弥戦へ「正直に言う」 フルトンが延期の恩恵を強調「集中して相手のことを考えられる」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、7月25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。当初は5月7日に神奈川・横浜アリーナ開催だったが、井上の拳の負傷で延期に。フルトンは「正直に言って、俺はただじっくり時間をかけているんだ」と歓迎しているという。米メディアが報じた。
井上尚弥VSフルトン、2か月半の延期の影響とは
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、7月25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。当初は5月7日に神奈川・横浜アリーナ開催だったが、井上の拳の負傷で延期に。フルトンは「正直に言って、俺はただじっくり時間をかけているんだ」と歓迎しているという。米メディアが報じた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
フルトンについて報じたのは、米専門メディア「ボクシングシーン.com」。「フルトンは3か月前にナオヤ・イノウエとの非常に大きな戦いが延期にならざるをえないと知った時に残念に思ったのと同じぐらい、自身のキャリア最大の戦いに向けた追加の準備期間が彼の助けになっていると感じている」と伝えた。延期期間をプラスに捉え、成長に繋げているようだ。
同メディアによると、フルトンは「正直に言って、俺はただじっくり時間をかけているんだ」とコメント。
「タンク(ガーボンタ・デービスの愛称)とライアン・ガルシアの試合(4月22日、米ラスベガス)を見に行った。マイペースでやっているんだ。だから、そんなに悪いことじゃなかった。実のところ、本当に集中して、対戦相手のことをもっと考えたり、自分ができる決断や修正について考えたりする時間をさらに与えてくれたんだ。スパーリングパートナーとして数多くの人をキャンプに呼んだ。以前よりずっと真剣に考えるようになっていると感じている」
調整期間にずれが生じたが、意に介さない様子。王者として挑戦を受ける立場だが、敵地に乗り込んで「パウンド・フォー・パウンド」上位常連の最強モンスターを迎え撃つ構えだ。
延期について「俺はその恩恵を受けていると言える」と好材料になったことを強調。「俺が(この階級では)大きな選手だから、減量のようなことを考えたら俺が恩恵を受けていないと考える人もいるかもしれない。でも、できないことじゃない」と語っている。
(THE ANSWER編集部)