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イクイノックスが魅せた「スリリングな末脚」 逆境跳ね返した世界一の走りに海外驚愕「ビースト」

JRA春シーズンを締めくくるグランプリ、G1宝塚記念(芝内回り2200メートル、3歳上、17頭)が25日に兵庫・阪神競馬場で行われ、単勝1.3倍の1番人気イクイノックス(木村、父キタサンブラック)が2分11秒2で勝ち、昨秋の天皇賞・秋からG1・4連勝を飾った。厳しい条件を克服した圧巻の走りに海外メディアは「スリリングな末脚」を称賛。ファンからは「まじもんのビースト」「きらめいている」といった驚きと感嘆の声が寄せられている。

イクイノックス【写真:Getty Images】
イクイノックス【写真:Getty Images】

JRA春G1締めくくりの宝塚記念

 JRA春シーズンを締めくくるグランプリ、G1宝塚記念(芝内回り2200メートル、3歳上、17頭)が25日に兵庫・阪神競馬場で行われ、単勝1.3倍の1番人気イクイノックス(木村、父キタサンブラック)が2分11秒2で勝ち、昨秋の天皇賞・秋からG1・4連勝を飾った。厳しい条件を克服した圧巻の走りに海外メディアは「スリリングな末脚」を称賛。ファンからは「まじもんのビースト」「きらめいている」といった驚きと感嘆の声が寄せられている。


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 まさに“世界一”の走りだった。つまづき気味のスタートで1コーナーを後方2番手で回ったイクイノックス。この日の芝内回りの2鞍はいずれも逃げ切り勝ちという先行、イン有利のトラックバイアスだっただけに、厳しい位置取りになったと思われた。3コーナー過ぎからポジションを上げ始め、大外を回った4コーナーでも膨れ加減。しかし、直前に入ると持ち前の末脚が爆発。一気に先団を飲み込んで先頭に立つと、さらに後方から追い込んできたスルーセブンシーズの追い上げも凌いで、有馬記念に続くグランプリ連覇のゴールを切った。

 英衛星放送「スカイスポーツ」の競馬専門サイト「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターは動画を公開。「壮大なイクイノックスがアウトサイドからもの凄い速さで突き進み、クリストフ・ルメールのもと、G1宝塚記念を制した!」とつづった。衝撃を受けた海外ファンからもコメントが寄せられている。

「マジもんのビースト」
「もしイクイノックスがレースのために英国の地を踏むことがあれば、私たちが見に行くよ」
「きらめいている。本当に疑う余地なく誰よりも優れている。おそらく世界中で」
「イクイノックスの見事なラン」
「イクイノックスがまだ世界最高の馬であることを再認識させた。またもやトップクラスのパフォーマンスだ!」
「ワオ。なんでみんなイクイノックスが世界最高の競走馬だと言っているのか分かったよ」
「現実離れしたパフォーマンス」

 3月のG1ドバイシーマクラシックを楽勝し、世界の競走馬を対象とするロンジンワールドベストホースランキングで129ポンドという最高値を獲得。世界一の称号を得たイクイノックスの走りに英専門紙「レーシングポスト」は「『彼がどれだけ強いのかまた実感した』 世界最高の競走馬イクイノックスが宝塚記念でまた驚くべき勝利」との見出しで記事を掲載。「世界最高に位置付けられる競走馬のイクイノックスが、日曜日の宝塚記念でスリリングな素早いフィニッシュを成功させ、意気揚々としたカムバックを果たした」などと称している。

(THE ANSWER編集部)

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